友達同士だから使えるちょっと汚いネットスラング&略語
英語にもシチュエーションごとの言葉があります。
ネットスラングもSNSの発展に比例してずいぶん増えてきました。
特に友達同士のSNSをのぞいてみると一般的なスラングと一緒に新しいスラングや略語、それにちょっと汚い言葉などがどんどん出てくるのがわかります。
社会的に造語、隠語を使いまくるのは決してほめられることではありません。
でも友達同士では「ちょっと汚い言葉」でも「自分たちの言葉」のほうが自然ですね。
今回は学校や職場、年上の人の前では使えないような進化したスラングや略語もたくさん出てきちゃいます。
ネットスラングを使えば会話の緊張がゆるんで、相手との距離感を縮めることができそうです。
【スラングとネットスラングの違い】
話し言葉のスラングは全部が悪い意味だということではありません。
正式な言い方ではないだけで、スラングは日常会話でたくさん聞くことができます。
ではネットスラングではどうでしょう?
意外にネットスラングの歴史も古いようで定番なものならほとんどのネイティブがその意味を知っています。
ちなみにネットスラングは英語ではInternet slang、Social media slang、Text slangなどと呼ばれます。
【数字スラングと定番スラング25選】
教科書にはゼッタイ出てこない英語のネットスラングを使えたらカッコイイですね。
面白いことに英語ではアルファベットだけでなく、数字の発音まで文字にあてはめて使ってしまうのです。
定番のネットスラングもそうですが、特に数字スラングは友達同士で使うことをおすすめします。
− OMG - Oh My Gosh / God
「なんてこった」「あぁ、神様」
− LOL - Laughing Out Loud
日本の(笑)の英語バージョンです
− LUV – Love
− IC - I see
− C - See
− N- And
− K - OK
− PLS / PLZ – Please
- Can you come with me pls?
-
「一緒に来て、お願い」
− ASAP - As Soon AS Possible
− DM - Direct Message
* DM 、ASAPは話し言葉でも使います
− WF - wife
− Ty - Thank you
− RTS - Return To Sender
− ?4U - Question for you
- ?4U. Can I borrow your car?
-
「聞きたいことがあるんだけど。クルマ借りていい?」
− 2moro - Tomorrow
− 2nite - Tonight
− 2 - To / Too
− 4 - For
− 4ever - Forever
− B4 - Before
− 8 - Ate
- I don’t want Ramen, I 8 last night.
− @ - At
- C U @ noon.
-
「じゃあ、正午に会おうね」
− Gr8 - Great
− L8r - later
− W8 - wait
【わかる人にはわかる略語】
ネット略語はSocial media acronyms やSocial media abbreviationsと言われます。
Acronymは「頭文字」の意味でAbbreviationは「略語」です。
最近はネット略語を知らないと、英語でのメールやメッセージのやり取りがスムーズに進みません。
しかもこれらの略語はネットの世界だけでなく「SNS」「DM」のようにそのまま話し言葉でも使うことがあります。
スラング会話に慣れてくれば、初めて目にした略語でも大体の見当がついてくるようになりますよ。
− IMO – In My Opinion
「私の見解では」「 自分の意見は」というと硬い感じですが「こう思うよ」というときもIMOでOKです 。
− IMHO – In My Humble Opinion
IMOにHumble「謙虚な」「控えめな」を入れて「私の謙虚な意見では」にすれば、略語なのにへりくだった感じが出せます。
- IMHO, cursive writing is obsolete.
-
私の謙虚な意見ですが、筆記体は廃止されました。
*最近はコンピューターの中で文字を書くことが多いですね。
筆記体はcursive writingといい、手書きのことをhand writingといいます。
− IDK - I don’t know
− BRB - Be Right Back
「すぐ戻ってきます」メッセージのやりとり中にちょっと席をはずすときにはBRBです。
このRightは「まさに」で、すぐ後のBackを強調しています。
Right here「ちょうどここ」やRight now「まさに、今」と同じ使い方です。
− WTG - Way To Go
「すごい」「でかした」を表すスラングWay To Goの略語です。
Good JobをGJを略すよりずっとスマートでカッコイイです。
− PM - Private message
* PM にはDM(Direct Message)も含まれます。
− FB - Facebook
フェイスブック
− IG - Instagram
インスタグラム
− LI - LinkedIn
リンクトイン
− YT - YouTube
ユーチューブ
− TW – Twitter
ツイッター
【ヤバ系ネットスラング、隠語】
こういうのだけを相手構わずに連発していては教養や品が疑われてしまうというものです。
でも友達同士ならかえって「ちょっと汚いスラング」が会話のスパイスになって、メッセージのやりとりが楽しくなります。
それに仲間同士では、そのようなネットスラングを使わないと微妙な雰囲気が伝わらないことだってあるのです。
− Bae - Babe / Before Anyone Else
「ベイブ」「他の誰より先に」の二つの意味がありますがベイブの意味で使うことの方が多いようです。
マイリーサイラスの 「Come get it、bae」という歌を知っている人も多いと思います。
この歌、実はこのネットスラングを使ったものです。
- Come on Bae
-
お願い(頼むよ)かわいこちゃん
- Be my Bae
-
オレだけのベイビーになってくれよ
*デンマーク語でBaeは「うんち」の意味だそうです!
英語のネットスラングとはまったく違った意味なので、そっちの意味も知っておいた方がいいですね。
− FML - Fuck My Life
ファックマイライフは「人生最悪」「くそっ」などの意味を表します。
この言い方はかなり前からあるようですが、今でも多くの人が使っています。
イヤなことがあった日はFMLにタグを付けて世界中の人とシェアして気分を晴らすなんて方法もあるようです。
− TOPE - Totally +Dope
ふたつの単語の組み合わせでTOPEは「完全なアホ」です。
Dope は「まぬけ」ですが、もう一つの意味もあり「ドラッグ」「麻薬」にも使います。
− SMASH
カジュアルセックスをする
− 53X
セックスをする
− 6
セックス
− Dafuq - The Fuck
Fuckを使ったなかなか汚いネットスラングです。
「やば」「は?」「ウザッ」「クソだな」などに使います。
ちょっと見た感じではDafuqは普通の単語のようですね。
でもこれを小声で発音してみてください。言っている自分でもびっくりするほどThe Fuckに聞こえます。
スラングのネット略語です。WTF(What the Fuck) 、TF(The Fuck)も同じ意味です。
− A$$ - Ass
「バカ野郎」こんなふうに言われたくないですね。
Assは「ケツ」の意味でも有名です。
スラングの中でもひどい言い方なので使うにはちょっと罪の意識があります。そこでSをドルマークの$に変えて少しだけソフトにしています。
− PAW - Parents Are Watching
ネットスラングのPAWは「両親が見ている」です。
相手に厳しい状況をこっそり、しかも確実に伝える中高生のアイデアです。
普通 Pawと言えば「動物の足」ですがPAWと大文字で来たらParents Are Watchingです。
- A: You want to send me that Snapchat?
-
スナップチャット送ってくれない?
- B: PAW, later.
-
親が見ているから、後でね。
− PBM - Parent(s) Behind Me
「親が後ろにいる」と言う意味のPBMはPAW (Parents Are Watching)とよく似た状況を表しています。
友達同士だけのプライバシーを守るにはよくできたネットスラングです。
でも親がこのネットスラングを知っていたら使っても意味がないですね。PAW とPBMの重大な欠点でしょう。
− 9 / CD9 /Code 9 - Parents are nearby
「親が近くにいる」「親がみている」を表す他の表現です。
ネットスラングでは数字もよく使われます 。
− 99 - Parents are gone
「親はもういないよ」
− Cat
スラングでは、クールな男の人やセクシーな女の子をCatと表現することがあります。
好きな女の子のことをKittyキティと呼ぶのに似ていますね。
【流行りのネットスラング、略語】
ネットの略語は主に入力する文字数を減らすのに便利です。
文字数に制限があるツイッターなどでは、略語を使えば文字スペースがグーンと広がります。
− Lulz - Laughs
LOL の派生語で、「お笑い用」という意味です。
for the kicks「キック用」やfor the laughs 、Just for Laughs「笑い用」のフレーズと同じように使えます。
− DAE - Does Anyone Else?
− AMA - Ask Me Anything
「なんでも聞いて」
− ELI5 - Explain Like I’m 5
「私が5歳だと思って説明して」のELI5はずいぶん謙遜して聞こえますが「 素人にもわかりやすいように説明して」という意味でも使えます。
友達同士なら「もっと簡単に説明して」の代わりにもなります。
− Facepalm - You Can’t Be That Dumb
「あー、やらかした!」いう時に、自然と手が顔やおでこに行きます。Facepalm(フェイスパーム)はそんな光景を表す言葉です。
落胆、失望、嘲笑、または不満を伝えるために使用できます。Palmは「手のひら」のことです。
− Headdesk - Supreme Frustration
ヘッドデスク「この上なくどうしようもない 」は、極限のFacepalm「やっちゃった!」です。
とんでもないことを言ってしまった、やってしまった後で机に頭をぶつける様子を表すネットスラングです。
− TL;DR - Too Long; Didn’t Read
「長すぎる、読まなかったよ」です。こうもハッキリ言えるのはネットスラングだからでしょう。
せっかくのメッセージも長すぎて読んでもらえなかったらガッカリですね。
情報が豊富なインターネットの世界では、要約することも大事なのです。
− FTFY - Fixed That For You
誰かのミスを訂正したときに「訂正しておいたよ」という使い方です。皮肉で使うこともあります。
- A : Android is far better than iOS.
-
アンドロイドってiOSよりいいぜ。
- B : iOS is far better than Android. #FTFY
-
iOS のがアンドロイドよりいいんだよ。#訂正しといたからな
− HIFW - How I Feel/Felt When HIFW
− ICYMI - In Case You Missed It
「見逃した場合」
− IRL - In Real Life
最近はオンラインだけのセカンド生活を持っている人も多いようですね。
IRL「実生活では」を使えばスマートにバーチャルライフと区別できます。
− JSYK - Just So You Know
Just So You Knowは「念のため」「ちなみに」とひとこと付け加えるときのフレーズです。
FYI (For Your Information)「ご参考まで」という略語もありますが、最近はJSYKに切り替わってきています。
− MFW - My Face When
私の顔
− MRW - My Reaction When
私の反応
*MFW とMRWは画像やビデオにつけます。
自分の顔や反応がどうだったのか、ネットの世界で紹介するのです。
MFWにはもちろん自分の顔が写っていないと使えません。
− NSFW - Not Safe For Work
直訳すると「仕事には安全ではない」です。
要するに「職場にいるなら気をつけて」「オフィスにいる場合、は開かないでください」と言う意味です。
インターネットの専門用語では、NSFWは 不快なものを含む画像、動画などに使用されるようです
− NSFL - Not Safe For Life
健全(安全)ではないNSFWによく似た略語です。
− SMH - Shakes / Shaking My Head
ネイティブはガッカリしたり、期待はずれなことが起こると頭を振る動作をします。SMHはそんな動作を表しています。
− YOLO – You Only Live Once
人生は一度きり
− TBT - Throwback Thursday
− TIL - Today I Learned
【造語】
ふたつ以上の単語を組み合わせた造語もよく使われています。
その中でも特にポピュラーなものを紹介します。
− Hangry- Hungry + Angry
* 英語ではA hungry man is an angry manなんてことも言われます。
空腹と怒りはネットの中でも切っても切れません。
− Tweeps - Twitter + Peeps
PeepsはPeopleのことです。
時々 Tweeple というスラングも見かけます、これもTweepsと同じ意味です。Tweepsがさらに短縮されているのです。
− Finsta
フィンスタはfakeとInstagram の組み合わせから来ています。インスタグラムのフェイクアカウントです。
オリジナルのインスタアカウントを持つ人が、プライベート用に作ったもうひとつのアカウントをこう呼ぶこともあります。
− Hundo P
Hundred 「100」と Percent「パーセント」を一緒にしてHundo P「100パーセント」です。
英語でもパーセントの記号はグラフや表の中では使いますが、文章ではPercentと書くのが一般的だそうです。
だから100%ではなくHundo Pなのですね。
【まだあるネットスラング&略語 】
スラングをたくさん知っているから英語上級者というわけではありません。
でもお互いにスラングを使って会話をすると結束感がアップするのは確かです。
IMU – I miss you
WTH - What the heck/hell
「なんだよ、そりゃ」
182 - I hate you
「だいっ嫌い」
*数字の1をアルファベットのIに、8の発音はHateに似ています。
Youはリエゾンで「チュー」に聞こえるのです、2 = Two の音にそっくりですね。
たったの3つ数字を並べただけで一文ができてしまいます。
SWYP - So What’s Your Problem?
「それでなにが問題なの?」
AAK - Alive and kicking
「元気でぴんぴんしてる」
ABFT - About Fucking time
「クソだった時のことについて」
【まとめ】
英語圏ではSNSなど文字でのコミュニケーションは年齢に関係なく人気があります。
でもネットスラングは話し言葉のスラングと違い、失礼な感じを与えやすいので目上の人には使わないほうが無難です。
パッと見ただけでは意味がわからない略語IMO、IDKや数字のスラング2、9などはSNS世代が好んで親しい人同士で使っています。
ネットスラングの中でも【ヤバ系ネットスラング、隠語】で紹介している言葉は、人を選ばずに使いすぎると性格が疑われます。
よく知っている友達、話が合う仲間、ジョークを言い合う友達同士だけで楽しむようにするといいでしょう。
また 特別な言葉を使ってやりとりができると、関係も特別になるものです。
【まだあるネットスラング&略語 】も参考にして“ここだけの言葉”を 器用に使い分けしてください。メッセージがより楽しくなりますよ。