7つの場面で使える 英語メッセージ・フレーズ集

「ねぇボクの代わりにカード書いてくれない?何を書いていいのかわからないんだよ」この言葉をネイティブから言われた時はびっくりしました。

普段何の不自由もなく英語を話している人だってこんなことを言うのです。

まして日本人の私たちが特別なメッセージを考えるとなると、どう書いたらいいのか四苦八苦しますよね。

英語の勉強を必死にしてきた人はわかると思いますが、メールやカードに書くようなメッセージ・フレーズは英語の教科書にはなかなか出てこないのです。

言いたいことを自分の言葉で表現するのが一番良いのはもっともです。

とは言っても意味が上手く伝わらなかったり、勘違いされてはこちらも不本意です。

そんな時、ネイティブが使う気の利いた言い回しを活用すれば問題は起きません。

そしてこれらを参考にしているうちに、自然に自分らしい言葉が生まれてきます!

1、謝罪、仲直り

誰もがパーフェクトではありません。

英語でもよくNobody is perfect ( 完璧な人いない )と言っているのを聞きます。

自分のせいで人間関係がこじれてしまった、あんなことしなければよかったと思う時、素直に謝るのは英語圏に限ったことではありません。

また自分が悪くなくても手っ取り早く仲直りがしたい時に、 I was wrong ( 俺が悪かった )と言ってしまうこともあるようです。

例文A)
I Am Sorry is all I am going to say. The rest, I will let the silence convey.
( ごめんなさいだけを言うよ。 後は黙ってる 。)

*The rest ここでは「後は」「残りは」の意味で使っています。

Conveyは動詞で「伝える」です。

直訳したら「沈黙を伝える」ですね。

要するに「ごめんなさい以外に何も言うつもりはないよ」ということです。

構文のわりに意味はシンプルでストレートです。

例文B)
Our friendship’s value is such, that without it my life’s value would be worthless.
( これがなかったら私の人生の価値がなくなるっていうのが 私達の友情の価値なのよ。)

*ネイティブが大好きなWithout ( 〜なしで / 〜を除いて) を使ったメッセージです。

文章の中にNotがひとつもないのにWithout とWorthless ( 価値のない )の組み合わせで喪失感が全面に出ています。

例文C)
I am sorry I lied, I am sorry you cried. I didn’t mean to be rude, please forgive me.
( 嘘をついてごめんなさい、泣かせてしまってごめんなさい。 失礼なことをするつもりはなかったんだ、どうか許してください。)

2、入学、卒業、就職

人生の転機は華やかな言葉でお祝いしたいですね。

それと同時に過去を思い出す機会でもあります。

英語の文章も過去形、現在形、未来形と多岐にわたって使っていきます。

CongratulationsはカジュアルにCongratsと表現できます。

就職のお祝いならGood luck for new job!( 新しい仕事に幸運を!)と声をかけるのもいいですよ。

例文A)
The school starts and you will learn a lot. You will meet lots of new friends and have great fun. Congratulations!
( 学校が始まり、あなたはいっぱい学ぶのでしょうね。 たくさんの新しい友達に会い、とても楽しい時間を過ごすことでしょう。 おめでとう!)

*a lot / a lot ofの表現はMany よりくだけています。

可算名詞、不可算名詞どちらにも使います。

例文B)
I have heard you have found a new job. I wish you lots of success and I hope you will like it.
( 新しい仕事を見つけたと聞きました。 たくさんの成功をお祈りします。気に入るといいですね。)
例文C)
Isn’t it funny how day by day it seems like nothing changes, but when you look back everything is different… Make the most of now, congratulations graduate.
( おかしなことに毎日が何も変わらないように見えるのですが、振り返ってみると、すべてが変わっています...今を思い切り楽しんで。卒業おめでとう。)

*このイディオムMake the most of nowは「今を最高に楽しむ」の意味です。

Make the most of today なら「今日は思い切り楽しんで」です。

3、お礼

Thank you cardを知っていますか?

お店では小さめのカードにすでにThank youとプリントされたカードが束になって売っているくらいポピュラーです。

英語圏ではみんな気負わずに「ありがとう」の言葉を送り合っています。

例文A)
Thank you for your love, generosity and well wishes. They are greatly appreciated.
( あなたの愛、寛大さ、そしてお祈りをありがとう。 とっても感謝しています。)
例文B)
Thank you for everything you have done and know that you are loved by all of us.
( あなたがしてくれた全てのことに感謝し、あなたが私たち全員に愛されていることを知ってください。)
例文C)
Thank you for offering me a friendship more valuable than gold itself.
( 金よりも貴重な友情を私に捧げてくれてありがとう。)

*Thank you for yourの後にもってくる言葉で代表的なものを抜粋しました。

thoughtfulness ( 思いやり )

consideration ( 考慮 )

assistance ( 支援 )

encouragement ( 励まし )

time ( 時間 )

support ( サポート )

4、妊娠、出産、ベイビーシャワー

I am pregnant the baby is comingネイティブはかなり早い時期から友達や知り合いに知らせるようです。

それを聞いた友達も「 Good job!」などと大はしゃぎします。

お腹の中の赤ちゃんの性別がわかった時も小さなパーティを開いて喜び合います。

例文A)
Pregnancy is the only time in life when you’ll fall in love with someone you haven’t met. Congratulations.
( 妊娠は、あなたが会ったことのない人と恋に落ちる人生のたった一つの時間です。 おめでとうございます。)
例文B)
I am happy for your pregnancy but I am happier in knowing that a baby will be born in the arms of such loving parents like you. Congratulations.
( 私はあなたが妊娠してハッピーですが、あなたがたのような愛情深い両親のもとに赤ちゃんが生まれることを知ってもっとハッピーです。 おめでとうございます。)
例文C)
Get ready to not sleep for a while- but it will totally be worth it. Congratulations on the new baby!
( 眠らない覚悟をしてよ-でもそれだけの価値があるわ。 新しい赤ちゃんおめでとう! )

* Congratulations on 〜で ( 〜おめでとう )です。

ここではCongratulations!だけでもいいのですが赤ちゃんが生まれることに焦点を置いてCongratulations onになっています。

また構文ですが、ネイティヴはよく動詞を強調するときに文のはじめにもってきます。

5、お見舞い

ケガをした時や病気の時にあたたかいメッセージをもらうと嬉しいものです。

これだけは英語も日本語も変わらず「早く良くなってね」が最も一般的です。

Get well soon
( 早く良くなってね )

Get better soon
( 早く良くなってね )

praying for your recovery
(回復をお祈りしています)

wishing you a fast / speedy recovery
(すぐに回復できますように)

例文A)
Do not get depressed by the disease you have, you will see that soon you will recover and be fine again.
( あなたの病気で落ち込まないでください、すぐに回復してまた元気になりますよ。)

*Do not get depressedは「落ち込まないで」です。

get depressedは「落ち込む」の意味のイディオムです。

鬱のDepressionからきています。

このメッセージにはYou will be fine again「また元気になるよ」という励ましのフレーズも一緒に使っています。

両方のフレーズがより引き立って気持ちが強く伝わりますね。

例文B)
We all get sick at any time, but remember that you have to relax so you can recover. Remember that positive emotions influence the body.
( 人は時を選ばず病気になりますが、回復できるようにリラックスする必要だということを思い出してください。ポジティブな感情が身体に影響することを忘れないでください。)

*Positiveは形容詞、名詞のどちらでも使う便利で人気のある言葉です。

英語圏ではよく Stay positive ( 前向きでいて)や Be positive ( ポジティブになって)と言います 。

例文C)
We are sad that you have been away for a while. We have been missing your smile. We miss you at school! Get well soon!
( 私たちはあなたがしばらくいないので悲しいです。 あなたの笑顔が見れなくて寂しい。学校で会いたい!早く良くなってね! )

* Miss you(あなたがいなくて淋しい)は有名なフレーズですね。

元気になってしばらくぶりに戻ってきたときはWelcome back ( おかえり )と言って歓迎の気持ちを表現します。

6、お葬式 

誰かが亡くなったとき、どうしていいのかわからなくなってしまいます。

かける言葉やメッセージも宗教、文化、習慣の違いを考慮しなければいけないのです。

しかしどんな背景であれ、身近な人亡くせば悲しみは深いものです。

備えあれば憂いなし、ここで一度考えてみましょう。

またペットも家族です、家族同様の言葉かけを忘れずに。

例文A)
I am sorry for your loss. [名前] will be greatly missed.
( お悔やみ申し上げます。 [名前]がいなくてとても寂しくなりますね。)

*I am sorry for your lossは口頭でも使います。

日本語の「お悔やみ申し上げます」に匹敵するのですが、もう少し寄り添った感じが出ます。

親しい仲だったらハグと一緒に言う言葉でしょう。

例文B)
With Sympathy. Words can’t wipe away your tears. Hugs won’t ease your pain. But hold on to your memories. Forever they’ll remain.”
( 弔意。言葉はあなたの涙を拭うことはできません。 ハグではあなたの痛みを取り除けません。しかしあなたの思い出は取っておいてください。それは永遠に残ります。)

* With Sympathy弔意 弔慰です。

このメッセージなら宗教を問わず誰にでも使うことができます。

例文C )
The loss is unmeasurable but so is the love left behind.
( 損失は計り知れませんが、残された愛もまた計り知れません。)

* Left behindは「残された」「置いていかれた」を表すイディオムです。

Unmeasurable は「測定することができない」です。

この場合同じ意味のImpossible to measureで表現するよりスマートにまとまります。

7、季節、行事の挨拶

祭日、祝日をNational holiday / Holidayと言います。

これまた日本とだいぶ違うのですが ハロウィーン、感謝祭 にも Happy Halloween!、Happy Thanksgiving !とお決まりのフレーズを口にします。

これを知っていればグッとネイティブに近づけます。

例えばアメリカの独立記念日は7月4日です。

もちろんHappy Independence Dayなのですが、アメリカンはこれを 特別にHappy 4th !と言い合います。

例文A )
Eat, drink and be scary. Happy Halloween!
( 食べて、飲んで、怖がって。 ハッピーハロウィン!)

*Trick or Treat は「Trick (いたずら )かTreat (お菓子 )」の意味です。

子ども達が「さぁどっちがいいの?」と大人に迫るのです。

Treatには「お楽しみ」という意味があります。

実際にハロウィーンで使うお菓子のことはHalloween candyと言います。

例文B)
Have a Happy Thanksgiving! Hoping your Thanksgiving is filled with blessings and joy!
( 楽しい感謝祭を! あなたの感謝祭が祝福と喜びで満たされることを願っています!)
例文C )
I’m looking forward to seeing pie this Thanksgiving more than members of my own family.
( 私は自分の家族のメンバーに会うことよりもこの感謝祭のパイを楽しみにしているんだ。)

*ネイティヴが感謝祭と聞けばTurkey七面鳥と Pumpkin pieを思い起こさない人はいないでしょう。

これらを使った感謝祭のジョークは山ほどあります。

また感謝祭のパ=ティでは美味しいご馳走がたくさん出るので、この日からクリスマスまでは特にダイエットを意識するシーズンです。

例文D )
Seasons greetings!... Conveying my warmest wishes for the year to you and family!
( 季節のご挨拶!...あなたとご家族に今年の私の最高に暖かい想いを伝えます!)

*Seasons greetings / Greetings of the season! ( 季節のご挨拶 ) はHoliday seasonホリーデーシーズン ( クリスマスの時期 )の比較的新しいフレーズで、宗教感を取り払った挨拶です。

とはいえMerry Christmasという表現のほうが今も人気があるようです。

まとめ

メッセージやフレーズはCountless ( 数え切れない ) です!

でもネイティブが贈る言葉には共通したことがあります。

それはYou can do it / You can make it「あなたならできる」I love you「大好きだよ」I am always on your side「私はいつだってあなたの味方だよ」Cheer up「応援してる」You are in my prayer「お祈りしています」といったポジティブなフレーズだということです ( もちろん例外もありますが) 。

誰かに支えられている、愛されていると思うと力が湧いてくるものです。

また友達やファミリーにカード、メール、手紙を書く場合I love youと書きますが I like youとは書きません、念のため。Love Mario ( 愛を込めてマリオ ) のようにLoveの後に自分の名前を書くのも一般的です。

仲の良い関係ならYour best friend Amy ( あなたの親友エイミー ) のように書けば特別感が強調できます。

心のこもったメッセージは良い人間関係の糸口になります。

メッセージを贈る準備はできましたか?Do your best!

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