ネイティブが使う時間を表す英語を公開!
「今何時?」
「何時にどこに集合!」
「会議は10分後に始まります。」
時間を表す英語は様々な場面で使われますし、間違えると友達を待たせてしまったり、仕事の失敗にも繋がります。
またアメリカなどの大きな国には国の中でも時差があり、ただ時間を言うだけでは伝わらない場合もあります。
そこでここでは英語で時間を表すときの言い方や注意点を紹介していきます。
時間・分・秒を表す英語とは・・・?
数字を並べて言うだけの簡単な表現でもある「時間の英語」ですが、実際に使ってみると聞き取りが難しかったり、あまり聞きなれない表現もあったりして、最初の方は混乱してしまいます。
まずは英語の時間に必要な基礎単語をしっかり理解して、英語での時間の言い方を色々なフレーズで使えるようになりましょう!
・○時・・・o’clock(オクロック)
1時、2時と時間を表すときに使う表現です。o’clockのアポストロフィーは必ず必要ですので、忘れないようにしましょう。
(今何時ですか?)
B: It’s 9 o’clock.
(今9時です。)
また『o’clock』は省略して『It’s 9.』だけでもOKです。
(昨日何時に寝たの?)
B: At 11.
(11時です。)
時間の前には前置詞の『at』を付けましょう!
『o’clock』は時間が0分の場合のみ使います。
例)
間違い・・・It’s 3 o’clock 20 minutes.
正解・・・・It’s 3 o’clock.
ちなみに「時計」は英語で『clock』です。似ているけど違う単語ですよ!
・○時間・・・hour(アワー)
hは発音しないで「アワー」と発音します。
1時、2時と時間を言いたい時には使わず、「1時間」「2時間」と言いた時などに使う単語です。
(どのくらいマイクを待っている?)
B: It has been an hour.
(1時間くらいかな?)
物が1つあるときに使う『a/an』は時間を表すときにも使うことができ、『an hour』は「1時間」と言う意味合いで使われます。
・○分・・・minute(ミニッツ)
1分、2分と言いたいときに使いますが、「今何時?」と聞かれたときに「1時20分です」と答える場合には『1 o’clock 20 minutes.』とは言わず、『1:20(one twenty)』と言うふうに数字だけで答えます。
1分は『1 minute』、2分〜59分は複数形の『minutes』を使います。
(公園までどのくらい?)
It’s 5 minutes away (from here).
(後5分くらいだよ。)
また『minute』は「少し待って」と言いたいときにもよく使われます。
(ちょっと待ってね!)
日本語でも「1分待って!」と言ったりしますよね。英語でも同じような場面で使います。
省略して『min』と表現することもできます。
・○秒・・・second(セカンド)
秒を使う場面は少ないですが、フレーズとして使うこともあるので、覚えておきましょう!
(手を30秒洗いましょう。)
『minute』と同じく1秒以外は複数形になります。
『second』を省略して『sec』にすることができます。
(10秒数えて!)
『second』を丸々省略することもあります。
時間の聞き方と答え方
時間を聞く英語といえば『What time is it now?』ですが、他の表現もあるのを知っていますか?
また答え方も色々な表現の仕方があるので紹介していきます。
・今何時?と聞きたいとき・・・
What is the time?
Do you have the time?
『the time』が「今の時刻」という意味になります。
ちなみに3つ目の『Do you have the time?』の『the』を抜いて『Do you have time?』にすると「今時間ある?」と暇かどうか聞く質問になるので必ず時間を聞くときは『the』を付けましょう。
・今何時ですか?と丁寧に聞きたいとき・・・
Do you know what time it is now?
・答え方
①0分ぴったりの場合
(3時です。)
It’s 4.
(4時です。)
It’s noon.
(お昼の12時です。)
②時間の読み方
It’s 4:25.
(フォー・トゥエンティーファイブ)
『o’clock』を付けないで数字だけを言います。
It’s 8:05.
(エイト・オー・ファイブ)
1分〜9分の場合は01/02/03のようにゼロを前に付けます。
この場合ゼロはアルファベットの『O』に似ているので「オー」と読みます。
It’s 9pm.
(ナイン・ピーエム)
日本と同じく午前は『am』(エーエム)、午後は『pm』(ピーエム)です。
(午前3時です。)
『am』、『pm』以外にも『in the morning. 』や『at night』を使って時間帯を表すこともあります。
③大体の時間を伝えたいとき
(もうすぐ8時です。)
It’s about 12:30.
(12時半くらいです。)
It’s exactly 1.
(ぴったり1時です。)
It’s just passed 5.
(ちょうど5時過ぎたくらいです。)
12時を表す3つの特別な表現とは・・・?
日本語にも12時を表すときには正子(しょうし)、正午(しょうご)と言いますが、英語にも同じように12時は特別な単語を使います。
・noon (昼の12時)
午後のことを英語で『afternoon』と言いますよね。
これはお昼の12時が『noon』でその後(after)と言う意味で『afternoon』になっています。
ちなみに午前中は『In the morning』や『Before noon』などと言います。
(ランチいつ?)
B: At noon.
(12時だよ)
時間同様、『noon』の前には『at』が付きます。
・midday (昼の12時)
あまり聞きませんが、お昼の12時を『midday 』とも呼びます。
真ん中という意味の『middle』と日という意味の『day』が引っ付いた単語ですね。
(会議何時から?)
B: At midday.
(12時です。)
・midnight (夜の12時)
『midnight 』といえば夜中というイメージを持っている人も多いと思うもいますが、「夜中の12時」が本当の意味です。
(夜中の12時以降は電話してこないで)
B: Ok.
(わかった。)
AFTER、PASTとTOの使い方をマスターしよう!
ネイティブが時間を言うときにはこの表現をよく使いますが、聞きなれないと何時のことを言っているのかさっぱりわからないのがこの3つの表現です。
覚えてしまえば、この表現の方が簡単に時間を伝えることができるので、覚えてしまいましょう!
Toの使い方
『To』には「〜へ向かう」と言う意味合いがありますが、これを時間を表すときにも使います。
・10 to 2.(テン・トゥー・トゥー)
さて、これは何時だと思いますか?10時2分?それとも2時10分?
正解は1時50分です!
最初の10は「10分」を表しています。
『To』は「〜へ向かう」で2が2時という意味なので、2時まで10分。つまり1時50分です。
難しい表現ですが、よく使われるので繰り返し練習して使い方を覚えましょう!
・5 to 5. (ファイブ・トゥー・ファイブ)
前の文を踏まえて考えれば、これもわかるはず・・・?
これは5:05ではなく5時まで5分前なので、正解は4時55分のことです!
・15 to noon. (フィフティーン・トゥー・ヌーン)
では最後にこれはどうでしょう?『noon』はお昼の12時のことなので、12時の15分前で11時45分が正解です!
AfterとPastの使い方
『After』は「〜の後」、『Past』には「〜を過ぎる」と言う意味があり、○時過ぎを表すときに使われます。
・5 after 3.(ファイブ・アフター・スリー)
『To』の時と同じで前にある数字が分を表しているので、3時の5分後という意味になるので、これは3時05分が正解です!
・10 after 5.(テン・アフター・ファイブ)
これも同じく5時を10分過ぎたと言う意味なので、5時10分を意味します。
・15 past midnight. (フィフティーン・パスト・ミッドナイト)
『After』と『Past』は同じ意味なので、これは深夜12時の15分後という意味になり、0時15分を表します。
これらの言い方の場合、今の時刻がなんとなくわかっている時などは時間を言わずに、『5 to』や『10 after』ということもあります。
Half(ハーフ)・Quarter(クオーター)の使い方
HalfとQuarterは、日本人にとってはあまり使わないので少し難しく感じますが、ネイティブが時間を表すときによく使う表現ですのでしっかり覚えておきましょう。
Half
『Half』は日本人と外国人との子供のことを日本語でも「ハーフ」というのと同じで、半分・1/2という意味で使います。
時間を表すときには「30分」を意味していて、先ほど出てきた『To』や『After』、『Past』と一緒に使われます。
例)1時半と言いたい場合
間違い・・・1 half
正解・・・・half after 1
Quarter
Quarterは1/2のまた半分、1/4という意味で「15分」を表しています。
これも『Half』と同じで『To』や『After』、『Past』と一緒に使われます。
例)1時15分と言いたい場合
間違い・・・1 quarter
正解・・・・Quarter after 1
時間を間違えないために覚えておきたいフレーズ集
さて、日本では時間を書いたり言ったりするときに午後になると『13時、15時』と12時の後がありますが、英語圏にはその習慣はありません。
ですので、午後1時のことを英語で『It’s 13 o’clock』と言っても通じないので、気をつけましょうね。
そうなると問題なのは一体いつの時間のことを話しているのかわからないときですよね。
英会話で役に立つフレーズを紹介するので、時間の確認はしっかりして仕事や約束に送れないようにしましょう!
①Do you mean 7 o’clock in the morning? (7時って朝の7時の事?)
時刻と一緒に覚えたいのが時間帯を表す言葉です。
朝なのか夜なのかしっかり確認しましょうね!
朝・・・・In the morning
午後・・・around noon /noon /in the afternoon/lunch time/after lunch
夕方・・・early evening/in the evening
夜・・・・at night/at midnight
②Please call me at 3pm New York time. (ニューヨーク時間の午後3時に私に電話してください。)
海外にいる相手と話すときには、どちらの時間に合わせるのか確認するのがとても大切です。
そして時差がある事で日にちも変わってしまう事も覚えておきましょう。
ニューヨークなどは日本より1日遅れているので、会議をする場合など、時間に合わせて曜日の確認もしましょう。
③The meeting will start at 9 am EST. (東海岸の朝9時に会議を始めます。)
アメリカのような国土が広い国には国の中にも時差があります。
呼び方と訳し方を覚えておきましょう。
ニューヨークがある東海岸・・・EST( Eastern Standard Time)
シカゴがある中部地方・・・・・CST (Central Standard Time)
カナダ・バンフがある山脈地帯・・・MST (Mountain Standard Time)
カルフォルニアがある西海岸・・・PST (Pacific Standard Time)
よくアメリカのドラマの宣伝に『Sunday 9/8c』と出ていますよね。
あれは「中部地区8時から、東海岸は9時からドラマが始まるよ!」という意味になります。
④What time is it in Japan now?(今日本は何時ですか?)
時差がよくわからない場合は聞いておくのも手です。
⑤Is it daylight saving time now? (今サマータイムですか?)
時差と主にややっこしく日本にないものといえば、サマータイムです。
英語では『Day light saving time』と言います。これがあるので、「アメリカとの時差は何時間」とハッキリいえないのです。
最近では携帯で簡単に海外の時間も確認できますが、一応サマータイムがある地域があることを知っておきましょう。
まとめ
時間を表す英語をまとめましたが、どうでしたか?意外に難しいフレーズや聞いたことのない単語などが多かったと思います。
時間を表す英語は普段の会話でも、ビジネスでもよく使うカテゴリーなので、日頃から時計を見たら英語で時間を言う習慣をつけましょうね!