「どうしたの」は英語で?日常会話でもビジネスでも使える丁寧やスラング表現
英語でなにか話そうとする時に言いたいことよりも文法のことが気になっていませんか?
文章構成を意識しすぎると話が途切れ途切れになり、会話の相手を待たせてしまいますね。
「どうしたの」と言いたい時は緊急性のある話や、まさに今起こっていることの話です。
「ん?どうしたんだろう?」と思った瞬間に「どうしたの」と英語で言えたらいいですね。
それなら「どうしたの」の英語表現をワンフレーズとして頭に入れてしまえばいいのです。
これなら何も考えずに言いたい時にパッと言うことができます。
今回「どうしたの」の英語の短いフレーズをたくさん用意しました。
一言で言えるのでとっても覚えやすいですよ。
いろいろな場面ごとで「どうしたの」の表現を紹介していきます。
【ニュースを見て(聞いて)「どうしたの」】
世界のどこにいてもニュースは見ますね。
想定外な大惨事も時には起こってしまいます。
ところでネイティブたちはよくニュースの話題も取り上げます。
一緒にテレビを見ているときや、あとでニュースを人から聞いた時に「どうしたの?」「なにがあったの?」と英語で質問できれば、自然に会話に溶け込めます。
What's happened?:どうしたの?
What's new in the world?:世界でなにかあった?
A :Hey Judy, are you watching news?
ねぇジュディ、ニュース見てるの?
ジュディ:Yeah..
えぇ
A :What's happened?
どうしたの?
ジュディ:CCN have said the crash happened on a highway near Valley View City.
バレービューシティ近くの高速道路で事故があったってCCNでやっている
わ 。
A :Oh crap.
ありゃ〜
*What's happened?は 代名詞を使ってSomething happened?「なにか起きたの?」 にしたり現在進行形を使ってWhat's happening?「なにが起きているの?」としても表現できます。
A :What's new in the world?
世界ではどうなっているの?(新着情報は?)
B :Nothing special.
いつも通りだよ。
*ニュース用語にはBreaking news「緊急情報」「緊急ニュース」「速報」International news「世界のニュース、世界情勢」What's new「新着情報」などがあります。
*What else is new? 「ほかに何か新しいことは?」のフレーズもニュース関連に使えます。
【挨拶にも使える「どうしたの」】
英語の 「どうしたの」「どうしてるの」は日常的な挨拶としても使われます。
「こんにちは」と言われるよりもずっと親しみがあります。
相手のことを気にしているちょっと温かみのある挨拶ですね。
これらのフレーズだけでも言いますし、Hi やHelloを付ける言い方も一般的です。
How're you doing?:どうしてる?、元気?
What are you up to?:どうしてる?、今何しているの
A :Hey Amy, you didn't come here last night. How're you doing?
やぁエイミー、昨夜こっちに顔見せなかったね。どうしたの?
B :Well, I was taking care of newborn kittens.
あぁ、産まれたての子猫たちの世話をしていたのよ。
*How're you doing?で「元気?」「どうしてる?」のフレーズです。
How are you?「元気?」が誰にでも言うお決まりフレーズなのに対してHow're you doing?は相手の状況を聞いています。
しばらく会っていなかった人からはHow're you doing?と言われるでしょう。
A :You are so quiet, what are you up to for today buddy?
オマエやけに静かだな。今日はどうしたんだ?
B :Nothing.
別に
A :I think you are hiding something from me.
オレになんか隠してるんだろ〜
*「最近なにしてる?」の意味でよく使われるWhat are you up toです。
What are you doing? What are you planning?と同じ意味でも使います。
Buddyは「仲間」「友達」などの意味ですが、他人に対しても親しみを込めて使います。
【なんなんだこれは!の「どうしたの」】
「なにこれ〜!」と言いたくなるような、驚きの感情を隠せない時の「どうしたの」の英語表現を紹介します。
予想もしていなかったこと、不思議に思ったことをこの表現で伝えます。
What's going on?:どうしたの
What did I miss?:どうしたの、なにがあったの
What are you doing?:なにしているの?
What's going on?
People is going into the store like crazy.
どうしたっていうんだ?
みんな夢中になって店に入って行くよ。
What did I miss?
My baby has a red rash around the mouth.
どうしたっていうの?
あかちゃんの口の周りに発疹 が出ているわ。
*What did I miss?は、原因を知りそこなったときのフレーズです。
日本語なら「なにがどうなったの?」「どうなってるの」という感じです。
What are you doing!
Hurry up or you will late for school.
どうしたの!
(なにやってるの)早くしないと学校に遅れるよ。
* What are you doingはスラングでWatcha doin と表すこともあり、ワッチャドゥーインのように発音します。
ちなみにこの言葉は日本の「コンニチハ」のように、英語圏では小鳥に覚えさせるポピュラーなフレーズのひとつなのです。
【察してあげるときの「どうしたの」】
誰かが沈んでいるように見えるとき、また助けを必要としている人を見かけたときって無視できませんね。
そんなときの「どうしたの?」という表現です。
知っている単語がたくさん出て来ますので、難しく考えないで取り組んでみましょう!
Are you in trouble?: 何か困っていますか?
What’s the matter( With you)?:どうしたの?
Are you ok?( Alright?):大丈夫?、どうしたの?
Everything is OK? (Alright?):大丈夫?、困ったことはない?
A :Are you in trouble? You look so sad.
どうしたの(なにかあったの?)?
ずいぶん悲しそうに見えるけど。
B :Mom is going to sell my puppy…
ママがボクの子犬を売ろうとしているんだ…
*In troubleで「トラブルに巻き込まれている」です。
In trouble withだったらWithの後に来たものがトラブルの原因です。
英語で言うトラブルは「問題」「悩み」なども含まれ日本語で言うトラブルよりもやや広い意味で使われています。
A :Ah…To be honest …
あの… 正直に言うわね…
B :What's the matter with you?
どうしたの?
A :I think I lost your car's key.
私、あなたの車の鍵を失くしちゃったみたいなの。
B :What!
なんだって!
*To be honest with youで「あなたには正直に話すね」という意味になります。
To be honestの表現はネイティブの間でよく使われますので覚えておくといいですよ。
A :Are you OK? (Alright?) Don't you want to eat anything?
どうしたの?なにも食べたくないの?
B :I am in love with the girl who doesn't like me…
ボクね好きな女の子がいるんだけど、その子ボクのことがキライなんだよ…
*ネイティブはDo not like で「嫌い」と表現します。
Dislike「嫌悪」「嫌気」やHate「憎しみ」「大嫌い」とはなかなか言いません。
極端なネガティブな感情はよっぽどのことがない限りは口にしないのです。
You are not happy today like usual. Everything is ok?
今日はいつものようにハッピーじゃないね。どうしたの?
【スラングで「どうしたの」】
友達同士ならスラングで「どうしたの」と聞いてみましょう。
聞き慣れたスラングなら相手もリラックスして話してくれます。
できればある程度の“速さ”でリズミカルに話しかけましょう。
ネイティブっぽさが濃くなります!
会話もスラング調で紹介していきます。
What’s up?:なんだ?、元気?
What's cracking:どうしたの?、元気?
What's popping: どうしたの?、元気?
A :Do you have time to talk now?
いま話す時間ある?
B :Yes, I do. What’s up?
うん、あるよ。どうしたの?
A :Hey Gary, you look different today. What's cracking.
おいゲリー、なんか今日雰囲気変わってない?どうしたの?
B :Yep, I just trimmed my hair. Am I looking sexy?
うん、髪切って来た。セクシーに見える?
*Cracking はCrackin'とも書きます、どちらもスラングで意味は同じです。
「元気?」などの軽い挨拶にも使います。
また髪を軽く切ってキレイに整えることを Trimと表現します。
「整髪」「散髪」「刈り込み」などの意味です。
A :Your room is getting messy. What's popping?
部屋がどんどん散らかってきているじゃない。どうしたの?
B :I am looking for a teeny tiny pin which I lost here.
ここでちっちゃなピンを失くしちゃってね、それを探しているんだ。
*Teeny tiny ティーニータイニーと読みます。
スラングで「小さな小さな」という表現です。
子どもの絵本にも出てきますよ。
【 ビジネスでも使える丁寧な「どうしたの」】
ビジネスでは競争も大切ですが助け合うことも重要です。
ということは「どうしました?」「大丈夫ですか?」の丁寧な表現も必要だということですね。
上司や取引先の相手には気の利いた表現で「どうしたの」と聞いてみましょう。
好感度アップが狙えます!
Is there anything ok?:大丈夫ですか?、どうしましたか?
What’s bothering you?:なにか気になることがありますか?
Is there any problem?:なにか問題がありますか?
A :Is there any problem?
You are keeping watch the computer all day long. May I help you?
どうしましたか?
一日中コンピューターを見ているようですが。私に何かお手伝いできますか?
B :Thank you for asking.
The computer keeps making a noise. Do you know why?
お気遣いありがとうございます。
このコンピューターがずっと音をたてているのです。なんでこうなるのかご存知
ですか?
The meeting starts at 7 in the morning?
It's unusual time. Is there any problem?
朝の7時からミーティングが始まるのですか?
珍しい時間ですね、なにかあったのですか?
【「どうしたの」をジョークで使ってみよう!】
いつも使う慣れた表現でなら英語のジョークもうまく言えそうですね。
ネイティブのように話の途中で笑いをとってみてはどうでしょう?
ウケれば 周りの人だけでなく、自分自身もリラックスできますよ。
それに英語で笑い合えるってかっこいいじゃないですか!
A :Hey Mike, I got the perfect score on the exam!
ねぇマイク、私テストで満点とったのよ!
マイク:What is happening?
天変地異か?(なにが起きてるんだ?)
A :Look, am I beautiful?
What do you think this gorgeous dress?
見て、私ってきれい?
このゴージャスなドレスどうかしらぁ〜?
B :Are you in trouble?
あんた悩みでもあるの?
【まとめ】
ネイティブの日常生活は友達や家族と密着しています。
突然友達が訪ねて来て話し込んで行ったり「夕食の後で一緒にテレビ見ようよ」などと誘われたり、ストレスのない関係が多いようです。
そんな付き合いなのでちょっと変わったことがあれば「どうしたの?」とすかさず聞いてくれます、嬉しいですね。
関係が近ければ挨拶のフレーズも What’s up「どうしたの」などで成り立ちます。
もちろんテレビのニュースや身の回りで起きた不思議に思うこともWhat’s going on「どうしたの」で自然に表現できます。
ビジネスで使うときには返事も丁寧にできるように会話形式でトレーニングすると役に立ちます。
頭に入りやすい短いフレーズを中心に紹介したので単発ジョークを作り出すこともできます。
英語でネイティブを笑わせることができたら 英会話はもっと楽しくなりますね。