「すごい」の英語|ネイティブがビジネスでも使う23個の形容詞

「お、優秀だな」「それはステキね」「なるほど!」と、ネイティブの会話にはしょっちゅう短いあいづちが入ります。

その受け答えで会話が生き生きとしてくるのですから不思議です。

さて、ネイティブはビジネスでも話の雰囲気を大切にしています。

好印象を持ってもらえたらダイレクトに人間関係がよくなりますね。

それでは仕事を進めながら、より良い関係を築くためにネイティブはどんな話法を使っているのでしょうか?

気になる形容詞の登場です。

ネイティブの会話の表現で頻繁にでてくるものに「すごい」という言葉があります。

彼らはこれを取引先や上司との会話に上手に使います。

話を盛り上げたり、お世辞を言ったりとかなり便利そうです。

日本語の「すごい」もそうですが、英語にもいろいろな「すごい」の言い方があります。

ネイティブらしくて、しかもビジネスでも使える「すごい」の英語表現を紹介していきます。

例ごとに似合った和訳がついていますが全て「すごい」と表現できます。

【「すごい」のひと言 で会話ができる 】

話しはじめにいきなり「すごい」と言っても意味がわかりませんね。

形容詞の「すごい」は本来、名詞を修飾するからです。

「すごい」の表現は会話の中のできごと、物、人などを指しています。

ネイティブは形容詞の「すごい」で返事をする事が得意です。

この短いひと言でも英語らしさが出る返事になります。

Lovely:素敵な
Awesome:すばらしい
Amazing:すごい
Beautiful:綺麗な
Wonderful:すばらしい

例1 )
A :What presents did you get for Christmas?
  クリスマスにどんなプレゼントをもらったの?

B :My sister gave me a hand knitted scarf.
  妹が手編みのスカーフをくれたのよ。

A :That's lovely!
  それはステキだわ!(それってすごい!)

*lovelyは女性が使う事が多いようです。

Loveという言葉を含んでいるので甘く、優しい、あたたかい響きです。

例2 )
A :He still has to do a lot of things to do huh?
  彼はまだやる事がたくさんあるんだよね?

B :Don't you know? He has already been finished it.
  知らないの? もう終わらせてあるんだよ。

A :Awesome.
  すごい

*あっという間に仕事を片付けたら、まさに「すごい」です。

Awesomeなら優秀さ、賢さを感じさせます。

例3 )
A :Come here Mary, I show you. My kimono has beautiful patterns.
  メアリー来て、見せてあげるわね。私の着物には美しい模様が入って
  いるのよ。

メアリー:Amazing.
     素晴らしいわ。

*Amazing特別な能力や優れた作品、人、出来事など感動した時に使うと自然です。

例4 )
A :I went to the beach to watch the sunset.
  夕日を見るためにビーチに行ったよ。

B :Beautiful!
  ステキ!

例5 )
A :You are invited for Betty's birthday party.
  あなたはベティの誕生日パーティーに招待されています。

B :Oh, wonderful
  えー、やったー!

【話題を盛り上げる形容詞「すごい」】

それほどじゃないけど「すごいですね」と言った方がいい時ってありますね。

相手が話しやすいような雰囲気を作るのもビジネスでは重要です。

話の流れを邪魔しないように軽く「すごいっ!」「さすが〜」と合いの手を入れていきましょう。

Gorgeous :ゴージャス
Unforgettable:忘れられない

例1 )
A :I am going to put some small lights on it.
  私はそこにいくつか小さなライトを置くつもりなのです。

B :Oh, it will be gorgeous!
  ああ、それはすごいですね!(豪華になりますね!)

例2 )
A :Did you like our event?
  私たちのイベントは気に入りましたか?

B :Yes, it was an unforgettable experience.
  はい。忘れられない経験になりました。

【褒め言葉だけじゃない「すごい」】

大きな災害に見舞われたニュースを見たネイティブがUnbelievable「ありえねぇ」と呟いたのを聞いた事があります。

予想をはるかに超えてしまった事柄などにも「すごい」は使われます。

ポジティブな意味なのかネガティブなのかは文脈から理解しましょう。

Unbelievable: 信じられない
Surprised:驚き

例1 )
ニュース:The tornado destroyed about 100 buildings.
     竜巻は約100棟の建物を破壊しました。

A :Unbelievable…
  すごい…(信じられない…)

例2 )
A :Look, my dad broke my brand new computer in a moment!
  見ろよ、うちのオヤジが一瞬でオレの新品のコンピューターを壊しち
  ゃったよ!
B :Just surprised.
  まじ、すげぇ

【プレゼンテーションやビジネスパートナーへの「すごい」 】

ビジネスでは内容の良し悪しに関わらず、未熟な文法が目立ったり初歩的な表現ばかりでは信用度が落ちてしまいます。

しかもある程度のジョークやお世辞が必要なのが英語圏のビジネスです。

言い過ぎやイヤミにならないようにバランスをとりながら「すごい」を表す言葉を選んでいきましょう。

またビジネスではジョークを言う時も、声やジェスチャーは大胆に変えない方がスマートな印象です。

持ち前の笑顔があればOKです!

Notable:注目すべき、著名
Remarkable:目覚ましい、えらい
Perfect:完璧な

例1 )
Everyone knows his notable achievement.
誰もが彼の注目すべき業績を知っています。
例2 )
The summer of 1900 was remarkable for its storms.
1900年の夏は、嵐が顕著でした。
例3 )
A :I am so busy, could you book a meeting room instead?
  とても忙しいのですが、代わりに会議室の予約をしてもえらえないで
  しょうか?

B :Yes I know, you look too busy to book. So, I already booked the
  meeting room.
  そうでしょうね。
  お忙しくて予約する時間がなさそうなので、すでに会議室を予約して
  おきましたよ。

A :It's perfect!Thank you so much.
  すごい!ありがとうございます。

例4 )
This is too perfect story for students but…
これは学生にはすごすぎる(完璧すぎる)話なのですが…

【フォーマルでは使えない かっこよすぎる「すごい」】

ビジネスと言っても職場の同僚との話なら日常会話でOKです。

同じオフィスの中で、まったくスラングを使わない職場はまずないでしょう。

フォーマルな挨拶や相手先へのメールなどには“かっこよすぎて”使えない「すごい」の表現もいくつか紹介します。

Wow:「すごい」「やばい」の感嘆詞です。

Neat:ニートと発音します。
スラングでは「きちんとした」という意味から離れて「いいね」「すてき」「すごい」などに使われています。

Cool:「すごい」「OK」「さすが」「かっこいい」などポジティブな気持ちを表現できます。

Great:「すばらしい」のほかにネガティブな「すごい(ひどい)」の意味でも使います。

Super:もともとSuper young「めちゃくちゃ若い」など、度合いを表す単語ですが、Superひと言なら良い意味での「すごい」と捉えるのが一般的です。

Sweet:「そりゃいいな」「よかった」「ステキ」など、他の「すごい」表現より感情的に穏やかです。

例 )
I am going to go to the new museum today.
今日あの新しい博物館に行こうと思っているんだ。
Sweet!Could I go with you?
すごい!一緒に行っていい?

【まだまだあるビジネスで使える英語の「すごい」】

“意味が通じればいい”だけの英語では一人前さに欠けてしまいます。

ビジネスの社会ではなおさらですね。

同じ表現の使い回しだけにならないようにたくさんの形容詞を用意しました。

言いたい事や状況に合った表現を選びましょう。

同じような意味の単語を使っても文章全体の雰囲気はだいぶ変わってくるものです。

英語力と表現力はとても近い関係ですがちょっと違うのです。

Incredible:「すごい」「信じられない」「ありえない」
credible「信頼できる」にInがついて反対の意味になっています。
ちなみにクレジットカードのcreditとは英語の「信用」です。

Fantastic:「すごい」「すばらしい」
現実離れしたようなムードを持つ単語です。
意外性のあるシチュエーションにぴったりです。

Brilliant:「目覚ましい」「輝かしい」
豪華で華やかなイメージを持つ言葉です。
素晴らしいアイデアやプランなどを褒める時にも使えます。

Excellent:「優れた」「素晴らしい」
優秀、賢い、上出来のような表現もできるExcellentです。
面白いことにPerfectより完成度が高く感じます。

Handsome:「魅力的な」「優雅な」「寛大な」
ハンサムは男性の顔だけを表す形容詞ではないのです。
でもデキる感じは十分に出せますよ。

例 )
It’s a handsome speech, isn’t it?
すごいスピーチじゃないですか!

Classy:「上等な」「上品な」「高級な」「豪華な」
センスのよさを感じさせる表現です。
落ち着いた風格 のある雰囲気を持った言葉です。
上級さを表す「すごい」です。

Priceless:「貴重な」
日本語だと「値段のつけようがない」となるのでしょう。
「貴重」も「すごい」の表現の一つです。

Sensational:「目覚ましい 」「ステキな」
衝撃的で、影響力のある意味の「すごい」に使えます。
斬新な発想やアートなどは

Outstanding:「傑出した」「とても優れた」
飛び抜けて優秀だったり、目を見張るような功績には特別感のあるOutstandingが使われます。
軽いお世辞には向きません。

例 )
Your work on the project is outstanding, and we would like you to consider becoming a project manager.
プロジェクトに関するあなたの仕事は実に優れています、ついてはプロジェクトマネージャーになることを検討して欲しいと思います。

Marvelous:素晴らしい。奇跡的 崇高 驚くべき
不思議感のある「すごい」の表現です。

例 )
The project team is planning a marvelous event.
プロジェクトチームは素晴らしいイベントを計画しています。

Historical:「歴史的」「史上」
記録したくなるような「すごい」だったらこの表現がおすすめです。
重厚感のある単語なので出番は少ないかもしれません。
“ここ一発”という時のカードにどうぞ!

例 )
Good job. It's truly historical number.
よくやった!本当にすごい(歴史的な)数字だよ。

【まとめ】

ネイティブたちは小さなことに対しても、ポジティブな言葉を選んで答えてくれます。

何かを聞いて返事をしてくれる時もOKの代わりにBeautifulなど大げさな言葉で対応してくれることもしょっちゅうです。

実はその大げさな対応は英会話の特徴のひとつでもあるのです。

いろいろな「すごい」の表現が使えるようになると、グーンとネイティブの会話に近づくのがわかります。

それに「すごい」と言われると会話も盛り上がりますね。

ビジネスでも会話は大切な役割をしますので、得意先や上司にも使える「すごい」の表現をたくさん覚えておきましょう。

職場で同僚と仕事をする時にはフォーマルな表現を意識しなくても大丈夫です。

大切なのはどの表現がフォーマルなのか知っておく事です。

また【褒め言葉だけじゃない「すごい」】で紹介した表現はネガティブな意味に使うこともできます。

英語ではビジネス社会でも 「 すごい」の表現の連発です。

【まだまだあるビジネスで使える英語の「すごい」】を参考にどんどんボキャブラリーを増やしましょう!

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