「よろしくお願いいたします。」を英語で?メールや初対面・頼みごとにも使える厳選表現9選

日本人がよく口にする言葉の一つに「よろしくお願いします」があります。

特に、社会人になれば毎日口にするフレーズではないでしょうか?

人に何かをお願いする時や初対面で挨拶をする時、メールの文末には決まり文句のように使っているでしょう。

無意識によく口から出てしまうフレーズですし、また周囲の方からもよく受け取るフレーズでもあります。

さて、翻訳アプリで「よろしくお願いします」と入力すると、「Thank you」とでてきます。

実はこの日本人が頻繁に使う「よろしくお願いします」という言葉は、そのまま直訳できる英語が存在しないのです。

英語ではこういう表現をそもそもしなかったり、同じような場面で使えて、かつ同じ意味を持つフレーズがないのです。

つまり、「よろしくお願いします」は、それぞれの状況に応じて英語の表現を変える必要があるんですよね。

今回は「よろしくお願いいたします」に似ているニュアンスのフレーズをシチュエーション別に9パターンから厳選してご紹介いたします!

その1

初対面の人に自己紹介するときの「よろしくお願いします」

普通に「Nice to meet you.」を使ったら大丈夫です。

ニュアンスとしては、(はじめまして。よろしくお願いします。)になります。

「It’s a pleasure to meet you./Pleased to meet you.」
(お会いできてうれしいです。)

要するに、日本語の「初めまして」が英語の「よろしくお願いします」に当たるということですね。

また、初対面の方と別れ際に使われる定番の挨拶となるのが、

Nice meeting you. Take care.
It was nice to meet you.

です。

ニュアンスとしては(お会いできてよかったです。=これからもよろしくお願いします。)になります。

その2

同僚や仲間に言う「よろしくお願いします」

職場での定番フレーズとして日常的に使われるのは、「今後ともよろしくお願いします」ですね。

これを英語では

「I’m looking forward to working with you.」
(一緒にお仕事するのを楽しみにしています。)

と表現します。

『I’m looking forward to ~』のフレーズは色々なシチュエーションで使えるので、こちらもぜひ覚えておくと良いですよ!

ビジネスシーンでは下記のフレーズはよく使えます。

「I look forward to doing business with you.」
(一緒にお仕事するのを楽しみにしています。)
「I look forward to joining the company.」
(会社に参加するのを楽しみにしています。)
「I’m excited to work with you.」
(一緒に働けるのが楽しみです。)

ビジネスシーンで「明日はよろしくお願いします」と良く使うことがありますが、そちらも『I’m looking forward to ~』で表現しましょう!

「I’m looking forward to seeing you tomorrow.」
(明日お会いできるのを楽しみにしております。)

その3

何かをお願いする時の「よろしくお願いします」

相手に何か頼みごとをした時の、「よろしくお願いします」では、感謝の気持ちを伝える場面になりますので、
「Thank you in advance.」
を使います!

これは、前もってありがとうと伝える表現です。

もう少し先に起こることへの「よろしく」という気持ちを込めたい場合にちょうど良い表現となります。

下記の表現もよく使いますよ!

「Thanks for doing this for me.」
(やってくれてありがとうございます。)
「I really appreciate your help.」
(あなたの手伝いをとても感謝していますよ。)

その4

これからすぐお世話になる人に対して「よろしくお願いします」

そのときの状況に応じて、

「Thank you for your time!」
(お時間とってくださってありがとうございます)
「Thank you very much for coming.」
(来ていただいて本当にありがとうございます。)
「I appreciate you coming.」
(来ていただいたことに感謝します。)
「I really appreciate your great support.」
(支援していただき本当に感謝します。)

その5

面接での「よろしくお願いします」

面接などをする際の挨拶として使う場合は、

「I appreciate you taking the time to meet.」
「Thank you for taking time to meet.」
(面接するお時間を作って頂きありがとうございます。)

というように表現してするといいですね!

その6

これから何か教えてもらう時の「よろしくお願いします」

「I’m looking forward to learning from you.」
(あなたから習う事を楽しみにしています。)

その7

上司が部下に対して言う「よろしくお願いします」

部下への仕事だけではなく、友達や家族にお願い事をしたときに「よろしくね!」と声をかけることってよくありますよね。

お願いごとをして「Thanks!」と言えば「よろしくね!」というニュアンスになります。

「Thank you for doing this.」
(これをやってくれてありがとう。)
「Thanks for taking care of it.」
(引き受けてくれてありがとう。)

「任せたよ!」「頼りにしてるよ!」という意味合いの「よろしくね!」の場合は、この表現になります。

「I’m counting on you!」
(あなたを頼りにしてるよ。)

「これをあなたに任せたいので、宜しくね。」と言う場合は、こう言ってみましょう。

「Please take care of it.」
(引き受けて下さい。)

その8

メールでの「よろしくお願いします」

メールの最後に「よろしくお願いします」という言葉を添えますが、英語では下記が定番のフレーズです。

ビジネスメールの場合は、締めの言葉と自分の名前の間に下記のような結辞をつけるのが一般的です。

敬具/心からと言うニュアンスになります。

Sincerely」 「Yours sincerely」「Sincerely yours

知人・友人に使う比較的カジュアルで気楽な結びの言葉としては、こちらの表現です。

(Best) Regards」「 Warm regards 」「 Warmest regards 」「Best wishes」「Take care

以上が「よろしくお願いします。」のニュアンスで使われます

その9

「よろしくお伝えください。」「OOさんによろしく!」
「よろしくお願いします。」とは少し異なりますが、「OOさんによろしくね!」という表現もよく使うかと思います。

よく使われているのは

Please say hi to~.」
Please say hello to~.」

という表現です。

より丁寧な表現にするならば

Please give my best to~.」

〇〇さんによろしくお伝えくださいと、上記の表現で伝えられますよ!

まとめ

今回は「よろしくお願いします」という意味になる表現や代用として使える表現をご紹介いたしました!

習ったままの直訳で覚えてしまうと、逆にうまく伝えられないと言うことも今回よくわかりましたよね。

日本語では「よろしくお願いします」の一言で済ませられるような場合でも、英語ではそのときの状況や、気持ちを具体的にはっきり伝える必要があります。

無理に日本語に当てはめて考えようとすると、うまくいかない場合が多いということをぜひ知っていただきたいです。

こういった英語の感覚を覚える事は、非常に重要な事で英会話上達にもつながりますよ。

英語のニュアンスと使われている状況を思い浮かべてフレーズを覚えていくことが大切ということですので、状況に合わせた英語らしい「よろしくお願いします」の気持ちをスムーズに伝えていきましょう!

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