英語を話せる人は知っている!効果的な英語日記の書き方
ハーフや帰国子女ではないのに英語を自由自在に話せる人、文法知識はあるけれど英語がうまく話せない人。
その違いは何だと思いますか?
英語を自分の言葉で話せるようになるために何よりも大切なこと。
それは「アウトプット」です。
このアウトプットにどれだけ注力できるか、効果的な方法を知っているか。
それによって英語を話せるようになるかどうかが決まってしまいます。
では、話す力に直結する効果的なアウトプットとはどんなものか。
ここで詳しくご紹介しましょう。
英語の勉強には大きく分けてふたつのステップがあります。
それが「インプット」と「アウトプット」です。
インプットは文字通り、英語の知識を頭に叩き込むこと。
文法の知識がないと文を組み立てることはできませんし、単語を知らなければ言いたいことを表現できないですよね。
文法を理解して語彙を増やす。
発音の仕組みをまずは頭で完全に理解する。
インプットをしっかりと行うことが、英語を話せるようになるための最初のステップなんです。
そしてアウトプットとは、持っている知識を言葉にして発すること。
シャドーイングやリピーティングなど、声に出して行う練習や英会話レッスンでのスピーキングがこれにあたります。
そしてもうひとつ、重要な練習方法があります。
それが、英語日記を書くこと。
「英語を書く力」イコール「英語を話す力」だと言われています。
書くことができない文章は、当然会話の場面でもうまく出てこないものです。
だからこそ英語日記を書いて文章を組み立てる力や正しい単語の使い方を身につける必要があるんです。
英語を自由自在に話せるひとは、話す力に直結する英語日記の書き方を知っています。
書けば書くほど話す力が身につく英語日記の書き方。
抑えておくべきポイントはたった3つだけなんです。
まずひとつめ、それは「毎日続ける」こと。
たとえ一行でも大丈夫、毎日続けることで英語を書く習慣が身についていきます。
習慣づけこそがラクに上達するための一番のコツです。
スポーツをする習慣のないひとが毎日5kmジョギングをしようと思っても難しいですよね。
一日目はなんとか走りきることができたとしても、二日目、三日目にはつらくなって挫折してしまうでしょう。
英語も同じです。
最初からノート一枚分を埋めるのは難しいですが、一行を二行に、来週には五行書けるように。
そうして段階的に増やしていくことで、必ずまとまった文章が書けるようになります。
たとえ少ない分量でも毎日続けることが大切なんです。
まずは英語日記用のノートを一冊用意しましょう。
そこに今日の日付を書いて、その下に「今日から英語日記を始めます。」と英語で書いてみましょう。
さあ、最初の一歩を踏み出すことができましたね!
ふたつめのポイントは「文法を気にしすぎない」こと。
英語には日本語にないルールがたくさんあります。
冠詞や前置詞など、日記を書きながら迷ってしまうこともたくさんあると思います。
そんなときは、インターネットや辞書で調べながら書くこともひとつの手です。
しかし、文法を気にしすぎてすべてを調べ始めてしまうと、それは「インプット」の練習になってしまい「アウトプット」の学習としての効果が半減してしまいます。
アウトプット練習に大切なのは、今自分の持っている知識を最大限に使って表現すること。
つまり、知っている文法や単語を使いこなせるようになることが大きな目的なんです。
英語日記のいいところは、いつでも読み返せるところです。
迷った部分はアンダーラインを引いておいて後で調べてもいいですし、自分で添削するのもいい勉強になります。
だからこそ、ときには文法を気にしすぎず、思いつくまま書いてみることも大事なんです。
小さなミスを気に病まずに話す力は会話の場面でも大きな力になります。
英語日記で、知識を使いこなす力を養っていきましょう。
最後のポイントは「現在」「過去」「未来」に分けて書くということ。
いざ日記を書こうと思っても、何をかいていいかわからない。
そう感じる方も少なくないと思います。
普段日記を書く習慣のないひとなら、日本語で文章を書くのも億劫に感じてしまうかもしれません。
英語だとなおさらですよね。
そんなときは「現在」「過去」「未来」に注目してみてください。
ポイント①で書いた「今日から英語日記を始めます。」という文は、現在のことですよね。
そこから過去にさかのぼって、どうして日記を書こうと思ったのか、以前にも挑戦したことがあるかどうかなど、過去の体験を書いてみてください。
そして、これから先どうしたいか、一週間後、一か月後の目標など未来のことを時制に気をつけながら書いてみましょう。
これはどんな話題にも使えるテクニックです。
今日食べたもの、今日観た映画、行った場所など、トピックがどんなものでも自分の経験と未来の予想や希望をセットで書き表すことで必ず表現の幅が広がっていきますよ。
最後に、もしあなたに英語の先生や英語を話す友人がいるのなら、書いた日記を添削してもらうとさらによいですね。
文法的な間違いだけでなく、ネイティブが使う言い回しや、よりナチュラルな表現を学ぶことができます。
書けば書くほど英語の文章を組み立てることに慣れ、続ければ続けるほどラクに書けるようになります。
それは会話力にも直結します。
英語日記を続けることができれば、英語ペラペラになる日もそう遠くはありません!