道案内を英語でする時に絶対役立つ!ネイティブの鉄板フレーズ
目的地への行き方がわからないとき、どんな風に聞きますか?また聞かれたときはどう答えているでしょうか?
それが英語だったら、と考えてみてください。
“そんなときに限っていつもは話せる英語が出てこない”ってありがちですね…。
しかも見ず知らずの他人からは予期していない質問や、慣れていない表現が出てくる可能性大です。
そうなったら道案内どころか英会話自体がメチャクチャになりそうです!
でも後になって「アレが言いたかった!」「間違えて説明してしまった」なんて後悔したくありません。
問題が発生する前に、道案内をする時に役立つフレーズや熟語をマスターしておきましょう。
コツやタブーも盛り込んで紹介します。
英語でのドライブナビゲートにも触れていきます。
大切なのは文章を短くシンプルにすることです。相手も理解しやすいしこちらも説明しやすいからです。
あとは鉄板フレーズを味方につけてDo the best you canです。ベストを尽くしましょう!
【こんな感じで話が始まる!】
Excuse me「失礼ですが」は他人に話しかけるときのお決まりフレーズです。
この他にもネイティブならHi、 Helloも使います。
そこまではパーフェクトに理解できても肝心の本文がわからないと先に進めません。
そこでよくある質問の例文をいくつか用意しました。
これらの基本文を覚えておくと、自分が道を聞くときも役に立ちますよ!
- 例1)
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How do I get to Ginza Street?
銀座通りへはどう行ったらいいのでしょうか?
- 例2)
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Where is the closest coffee shop?
1番近いコーヒー屋さんはどこですか?
*コーヒーショップと聞くとコーヒーを売っているお店だと勘違いしそうですが、お茶やコーヒーが飲める店を英語ではCoffee shopやCafe 「カフェ」と言います。
- 例3)
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Can you tell me where the garden centre is?
ガーデンセンターはどこにあるのか教えてもらえますか?
- 例4)
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I’m looking for Aoyama Street.
青山通りを探しています。
- 例5)
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Are you from around here?
この辺りの方ですか?
*受け答えはYes、Noだけでも問題ありませんがSure「もちろん」Yes, I am 「そうですよ」Pardon me?「なんておっしゃいました?」 How can I help you?「なにをお手伝いしますか?」などを使えば会話らしくなるし、その場のムードが明るくなります。
【こう答えれば大丈夫】
道案内なら、まずどの方向に進むのか説明しますね。それって1番大切なポイントじゃないでしょうか。
いつもは使わない表現かもしれませんが比較的簡単な単語の組み合わせです。
これならネイティブにバッチリ伝わりますよ。
Across from : 向かいに
Opposite sides : 反対側
Around the corner : 角を曲がって
Straight on: まっすぐに、ずっと
Go through : 通り抜ける
Turn left : 左折
Turn right : 右折
- 例1)
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It is on Main street.
それはメインストリート沿いにあります。
- 例2)
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The restaurant is just across from the university.
レストランは大学の向かいです。
- 例3)
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They’re on opposite sides of the street.
それは通りの反対側ですよ。
- 例4)
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The store isn't far from here, it's just around the corner.
お店はここからそう遠くありませんよ、ちょうどその角を曲がったところです。
- 例5)
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Stay straight through the lights.
信号を直進します。
*Lights「信号」とRight「右」で意味は全く違います。
LとRの発音の違いに自信がないときにはLights はTraffic lightsと言ったほうがより確実に伝わります。意味は同じです。
またRightと言うときに右手をあげると視覚的にもわかりやすいでしょう。
- 例6)
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Once you get to the station, turn right.
駅を通過したら右に曲がるんですよ。
【最も〜な方法】
「一刻も早く着きたい」「とにかく簡単な方法で行きたい」「渋滞を避けたルートが知りたい」「1番安い方法で」などの質問に対応しましょう。
相手の希望に沿った経路を伝えるときに使えるフレーズです。
The quickest way : 最短の方法
The best way : 最善の方法
- 例1)
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The easiest way is to go right on Gaien Street.
最も簡単なのは、外苑通りを直進することです。
- 例2)
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The quickest way is to take Road Number 1.
最短で行くなら、 1号線を使ってください。
- 例3)
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The best way is to turn right on Main Street.
ベストな行き方は、メインストリートを右に行くことです。
ベストな行き方は、メインストリートを右に行くことです。
*自分がよく知っている場所ならI recommend this route「この経路がおすすめですよ」I suggest another way for you「ほかの行き方の提案ですが」とカッコよくアドバイスしちゃいましょう。
おすすめの理由をBecause「なぜなら」で説明するとさらにわかりやすいですよ。
【話と話のつなぎ目】
「よく知っている道なのであれもこれも教えたい」という状況では、ダラダラと長く説明してしまいがちです。
道案内だけでなく英語はシンプルに、短く切って説明すると相手にもわかりやすくなります。
順を追って説明するときに、話の変わり目で役立つ英語をいくつか紹介します。
Then : それから
Next : 次
Finally : 最終的に
- 例1)
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Keep walking straight towards the museum, after passing the museum, turn right.
まっすぐ歩いて行って、それで美術館を過ぎたら右に曲がるんだよ。
- 例2)
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After that go through the bus terminal.
その後バスターミナルを通り抜けます。
*複雑な案内になったらFirst 「はじめに」Second「2番目」Third 「3番目」と番号をつけて説明する方法もあります。
ちょっとビジネス的な印象ですが話にまとまりが出ます。
【所要時間・距離】
知らない土地にいると目的地まであとどのくらいかかるのか気になります。
感覚的な距離から交通手段を使った所要時間までA bit of a wayやIt takes a whileなどネイティブっぽい表現も合わせて用意しました。
Not far : 遠くない
A bit of a ways : ちょっと離れている
It takes a while : しばらくかかる
A five-minute walk : 徒歩で5分
A ten-minute bus ride : バスで10分
- 例1)
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The hospital is not far from here, it's just around the corner.
病院はここから遠くないですよ、ちょうど角を曲がったところにあります。
* Just around the cornerで角のすぐそばを指しています。
Justを付けることで距離的に遠くないことを表現できます。
仮にその病院が角にあったらAt the cornerです。
- 例2)
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The book store is not far.
その本屋はそんなに遠くないよ。
- 例3)
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It’s a bit of a ways.
それは少し距離があるねぇ。
*It takes a while「ちょっとかかるね」もA bit of a wayと同じように「近くない」という意味で使えます。
- 例4)
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It’s about a five-minute walk.
歩いて5分くらいです。
- 例5)
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It’s about a ten-minute bus ride.
バスで約10分だよ。
- 例6)
-
Go on for about 100 metres.
100メートルくらい行ってください。
【中継ポイント・目印・目的地】
これから見えてくる景色や場所 を説明するときには未来形のwillが活躍します。
目立つ建物や駅、商業施設などはよく目印に使われますね。
その目印や目的地を見つける表現です。
これなしで道案内するのは難しいくらい便利なフレーズです。
You will pass: 過ぎるでしょう
You will come to: 着くでしょう
- 例1)
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You will see a large clock tower on the right.
右側に大きな時計台が見えて来ますよ。
- 例2)
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You will pass a grocery store.
スーパーを通り過ぎます。
- 例3)
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You will reach the bank
銀行に着くでしょう。
【ドライブ中のアレコレ】
ネイティブが運転するクルマや交通規則が日本のものと似ているからなのか、ドライブで使う道案内の表現って英語と日本語でよく似ているのです。
運転中はOver there「あっち」やAround「だいたい」などは使わず、具体的な言葉で案内したいものです。
- 例1)
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Stay in the right lane.
右の車線から動かないでね。
- 例2)
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It’s a pretty busy road.
かなり混んでいる道です。
- 例3)
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It’s a steep hill.
急斜面な丘だよ。
- 例4)
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There might be construction.
そこは工事しているかもしれないわ。
- 例5)
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If you pass the next traffic light you went too far.
もし次の信号を過ぎちゃったら、アンタ行き過だぜ。
- 例6)
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There is no parking lot.
駐車場はないからね。
- 例7)
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At the next traffic light, turn left.
次の信号で左折してください。
- 例8)
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Get in the right lane.
右の車線に入って。
- 例9)
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Go one more block. Then turn left.
もう1ブロック進んで。そしたら左折ね。
- 例10)
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It should be on your side.
そっち側にあるはずだよ。
*ネイティブはYour side「あなた側」 My side「私の方」と表現することもあります。
一緒にドライブをしているならこんな言い方もいいですね。
【おわかりいただけました?】
「道案内の説明終わったからバイバイ」ではもの足りない気がします。
そんなときは普段ネイティブが使っている気づかいのセリフの出番です。
道案内の最後に、またはキリのいいところで言うと会話がしっくりまとまります。
- 例1)
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Did you get all that?
全部おわかりいただけましたか?
- 例2)
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Got it?
おわかりいただけました?
- 例3)
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Any questions?
質問は?
- 例4)
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Are you okay, so far?
これまでのところは大丈夫ですか?
- 例5)
-
Again, do not take the first road.
繰り返しますが、最初の道は行かないでください。
【道案内ができない】
自分も旅行中など地理に詳しくない場所では、道案内ができません。
首を振ってサッと去ってしまいますか?わからないことは「わからない」とキッパリ言うのが英語のセンスの見せ所です。
案内ができなくても会話は続いていることを忘れないでいましょう。
- 例1)
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I’m sorry, I’m not from here.
すみません、私よそから来ているんですよ。
- 例2)
-
I’m afraid I can’t help you.
申し訳ないのですが、力になれないのです。
* I’m afraid I can’t help youはよく使われるソフトなお断りのフレーズです。
CanとCan’tの発音の区別に自信がなかったらCan’tをCan notと言えば相手にもはっきりわかります。
- 例3)
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Sorry I don’t know my way around here.
ごめんなさい、私もこのあたりは知らないのです。
【わかる人にバトンタッチ】
例え親切心からでも「たぶん、ここら辺よ」「こっちから行けるんじゃないかな」など憶測で答えるより、確実にわかる人に案内してもらったほうがいいですね。
そんな時に必要なバトンタッチフレーズです。
- 例1)
-
You could ask the taxi driver.
タクシーの運転手に尋ねるのもいいですよ。
- 例2)
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Ask the front desk.
フロントの人におたずねください。
*動詞から始まる文章だと「命令形だ!」と思っちゃいますね。
ところが実際の英会語では動詞から始まっていても命令形ではないことが結構あります。
このケース はCall us now「今すぐにお電話ください」 Ask us「おたずねください」など海外の広告でもよく見かけます。
【こんな方法もアリ】
「自分ではわかっているのに説明してもなかなか理解してもらえない」「同じことの繰り返しで会話が行き詰まってしまった」そういうときってありますね。
しかも母国語が英語でないのですからこの問題は珍しくありません。
それなら実際に景色を見ながら説明したり、地図を書いたりと工夫すれば問題はクリアーです。
Do you want me to: 〜しましょうか?
- 例1)
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Follow me. I’ll show you the way.
付いてきて。行き方を見せるわ。
- 例2)
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Do you want me to draw you a map?
地図を描きましょうか?
*直訳では「私に地図を書いてほしい?」とやや上から目線に感じますが、実際にはお手伝いを申し出るときのフレーズです。
Do you want me to「〜しましょうか?」は日常会話でもよく出てきます。
【道案内で役に立つ単語、熟語】
Direction: 方向
Travelling /Advancing direction: 進行方向
Footbridge: 歩道橋
One way: 一方通行
Dead end: 行き止まり
No through road:
Crossroads:交差点
Sidewalk: 歩道
Stairway: 階段
Billboard: 大きな看板
Landmark: 目印になるもの
Out of service / Not in service: 休止中、運行していない
Traffic sign: 交通標識
Slope: 斜面、坂
【まとめ】
Are you from around here? 「この辺りの方ですか?」など基本の質問文をいくつか覚えておくと突然道を聞かれてもとまどいません。
道案内に大切な方向はAcross from 「向かいに」や Opposite sides 「反対側」など比較的やさしい単語の組み合わせで答えることができます。
相手の希望にはThe…way「 〜な方法」で対応し、オススメの行き方はRecommend やSuggestを使います。
説明が長くなりそうだったら After that 「その後」Then 「それから」のような順を追った表現で話を整理します。
また所要時間や目的地までの距離をA bit of a ways 「ちょっと離れている」It takes a while「しばらくかかる」などネイティブっぽく言うとカッコよく決まります。
話の途中でこれから見えてくるはずの中継ポイント、目印、目的地を指すにはYou will see〜 / pass「〜が見えるでしょう/ 過ぎるでしょう」と未来形のWill で説明します。
道案内ができないときはI’m afraid I can’t help you. 「申し訳ないのですが、力になれないのです 」Sorry I don’t know my way around here. 「ごめんなさい、私もこのあたりは知らないのです」などが鉄板フレーズです 。