「似ている」の英語は何? 5つのフレーズを使い分けて、似ているものを言ってみよう!
子供の頃から『お前はお父さんそっくりだ』と親戚や父の友人にからかわれてきましたが、『〇〇に似ている!』と相手をからかったり褒めたりするのは普段の会話の中でもよく出てくるトピックですよね。
では英語で『似ている』は何というか知っていますか?
ここでは5つのフレーズを使った『似ている』の英語表現を紹介します。
1、Likeの意味は『好き』だけじゃない!?
『I like apples.』のように『好き』と言いたい時に使うのが『like』ですが、実は『like』は好き以外にも、『似ている、〜みたい』と言いたい時にも使う単語です。
文法
A+be動詞+like+(似ているモノ)の順で文を作ります。
例)
(私の妹は私に似ている。)
この場合、容姿以外でも性格や雰囲気が似ているときなどでも使えます。
(このライオンは猫みたいだね。)
同じく、猫みたいな容姿、または動きが猫みたいと言いたい時に使います。
(彼の髪型はハリウッドスターみたい。)
『like』は『好き』と言う意味で覚えているので、『似ている』と言いたい時に使うのは少し変な感じがしますし、『なんで??』と思ってしまうかもしれません。
ネイティブの先生に聞いたところ、『日本語でも橋と箸みたいに同じ言葉で違う意味の言葉があるでしょ?それと同じだよ。』と言われました。
なんども聞き取り、スピーキングをしているうちに慣れてくるので、自分のことに置き換えながら文を作る練習してみましょう。
『私はあなたのことが好きです。』と言いたい時・・・
I like you.
『私とあなたは似ています。』と言いたい時・・・
I am like you.
似ているけど意味が全然違う。
同じスペル、発音なだけで意味は違う言葉と割り切りましょう!
2、look /sound / smell / taste/ + likeを使ってもっと詳しく言ってみよう!
『like』の前にlook /sound / smell / taste/を付けると、何がどう似ているのかを詳しく説明することができます。
文法
Look like ・・・容姿が似ている
Sound like・・・音/声が似ている
Smell like・・・匂いが似ている
Taste like・・・味が似ている
この場合be動詞を使わず、主語+look /sound / smell / taste +like+(似ているモノ)の順で文を作ります。
例)
・Look like ・・・容姿が似ている
(彼女は私のお母さんに似ている。)
Some people say I look like Bob.
(ボブに似ていると言われる。)
・Sound like・・・音/声が似ている
(お父さんみたいな話し方している)
また『Sound like』は『〜みたい』『〜そうだ』と言いたい時にも使われます。
(明日ハイキング行こうよ!)
B)That sounds like a good idea.
(いいね、楽しそう!)
(外雨が降っているみたいだね。)
・Smell like ・・・匂いが似ている
(この部屋はホテルみたいな匂いがする。)
Your hair smells like flowers.
(君の髪は花みたいな匂いがする。)
・Taste like ・・・味が似ている
(アボガドとマグロは味が似ている。)
This peach tastes like a mango.
(この桃はマンゴーみたいな味だね。)
ロックバンド、ニルバーナの有名な曲で、『Smells like teen spirit』と言う曲がありますが、あれは『十代の頃の魂みたいな匂い』という意味になります。
英語がわかると、好きだった英語のタイトルや歌詞の意味がわかってきて、もっと英語を頑張りたくなりますよね!
3、二人を比べて似ていると言いたい時には、『look alike』を使おう!
『look alike』は主語が複数いる時に使われる表現で、『AとBはよく似ている』などと言いたい時に使うフレーズです。
文法
主語(複数形)+look alikeの順で文を作ります。
(あなた達はよく似ています。)
My father and I look alike.
(お父さんと私はよく似ている。)
Tom and Mike look very like.
(トムとマイクは似ている。)
Do you and your sister look alike?
(あなたと妹は似ていますか?)
この場合は『そっくり!』『同じ顔』と言うよりは弱く『なんか似ているね。』というニュアンスになります。
また1と同じように形容詞として、『alike』を使うこともできます。
文法
A(複数系)+be動詞+alikeの順で文を作ります。
(私とあなたは似ている。)
My dog and I are alike.
(私と私の犬は似ています。)
My brothers are pretty alike.
(私の兄達は結構似ています。)
※prettyは『可愛い』と言う意味で日本語ではよく使いますが、『very』と同じように強調したい時にも使えます。
あなたは誰に似ていると言われますか?自分の似ている人を英語で言ってみましょう!
4、似ていると言えば『resemble』!使い方をチェック!
『resemble』と言う単語はあまり会話の中では使いませんが、英検や受験などではよく出てくる言葉で、辞書でも『似ている』を英訳すると『resemble』が出て来ます。
実際の英会話では、『like』や『Look like』を使うことの方が多いですが、難しいルールなしで使える動詞なので、一番簡単に『似ている』を表現できる単語でもあります。
文法
主語+resemble+Bの順で文を作ります。
(あなたはあなたの妹によく似ていますね。)
She really resembles her mother.
(彼女は彼女の母親とそっくりです。)
主語を複数形にする場合は次のようになります。
文法
主語(複数)+resembleの順で文を作ります。
(あなた達はよく似ています。)
My father and my brother resemble each other.
(父と兄はそっくりです。)
ちなみにこの単語はリゼンボゥと読みます。
読み方が難しい単語は覚えにくいですが、次のテストや英検に出るかもしれないので、覚えておきましょう!
5、同じ?同様?似ている?『similar』の使い方解説!
形容詞の『similar』は『同じ、同様な、似ている』という意味の単語で、色々な熟語や前置詞と組み合わせて文を作る事ができます。
文法
主語+動詞+similarの順で文を作ります。
(私たちの髪型似ているよね。)
You and I like similar things.
(あなたと私は似たようなものが好きです。)
These songs sound similar.
(この2つの曲似ているね。)
文法
主語+be動詞+similarの順で文を作ります。
(トムと僕はよく似ている。)
Do you think my sister and I are similar?
(私と妹って似ていると思う?)
文法
A+be動詞+similar to +Bの順で文を作ります。
(あなたの犬と私の犬は似ています。)
Rami Malek is very similar to Freddie Mercury.
(ラミ・マレックとフレディ・マーキュリーはとても似ています。)
これらの文法以外にも、『similar』だけでも文を作ることもできます。
例文)
(あなた車に似た車が欲しい。)
This movie is similar as the movie that we watched yesterday.
(この映画、昨日観た映画に似ているね。)
『similar』はよく会話の中でも出てくる単語なので、使い方を覚えてどんどん使ってみましょう!
まとめ
英語を使えるようになるには、自分のことに置き換えて考えたり、文を作ってアウトプットする事がとても大切です。
この『似ている』を表す文法、表現は自分の事に置き換えやすいので、覚えやすいフレーズでもありますよね。
ノートに書いて練習してもいいし、英会話教室に通っている方や外国人の友達がいる人は、その人達の似ている俳優さんなどを探してみて、『君、誰々に似ているよね』と次に会った時に言えるように練習してみましょう!
I watched Top Gun yesterday and realized that you look like Tom Cruise !