『残念です』って英語で何っていうの?初心者でも使い分けれる場面別フレーズ集
自分が何かをして残念な結果になった時、また相手に残念だったねと伝えたい時、英語でなんていいますか?
同じ残念という言葉でも場面によって使う単語が違うって知っていましたか?
ここでは初心者でもわかりやすく使える『残念』を表すフレーズを場面別で紹介します。
1、『残念』を表す10つの単語を覚えよう
『残念』と一言に表されている言葉ですが、国語辞書を見てみると色んな意味の日本語がのってあります。
満足できない結果、心残り、悔しく思うこと、無念、もの足りなく感じること、あきらめきれないこと、申し訳ない気持ち、力が発揮できない事。
色んな意味がある言葉ですが、英語には『残念』に当てはまる言葉がない為、ニュアンスに合う英語で『残念だった』という気持ちを表す単語を使う必要があります。
使い方、文法は様々ですが、『残念』という言葉は次の10つの単語を使い分けます。
・Sad・・・悲しい
・Unfortunately・・・不幸な
・bad・・・悪い
・afraid・・・恐れる、怖がる
・shame・・・恥
・pity・・・哀れみ
・bummer・・・失望するもの、嫌な思い
・disappoint・・・失望する
・regret・・・後悔する
・sorry・・・気の毒に思う
これらの単語を使って、その状況に合わせた『残念』という表現をしていきます。
2、恋人と別れた時など悲しい時に使える『残念ね』のフレーズ
友達から『恋人に浮気された』『別れた』と相談されたらどんな風に『それは残念ね』と言ってあげますか?
(それを聞いて残念に思います)
I’m sorryは『ごめんなさい』と謝る時にも使える言葉ですが、それ以外にも『残念ね』『気の毒』『可哀想に』と相手に同調、同情する時に使う言葉でもあります。
日本では同情することをあまりよく思いませんが、海外では悪いことではなく、よく使われるフレーズの一つです。
『I’m sorry to hear that.』と言ってギュッとハグしてあげましょう。
(嫌だぁ!最悪!)
bummerには『嫌な気持ち』という意味もあり、恋人に振られたことでモヤモヤしている気持ちに対し『最悪ね!』と同調する時に使います。
bummerはこれ以外にもBummer!(うざ〜)やThat’s a bummer.(ありえない!)という感じにも使うことができます。
(とても残念ね。)
悲しいという意味のsadを使って、相手の気持ちに共感し『さみしいね』『うまくいかなくて残念ね』と言います。
(あなたがいなくて彼もきっと残念に思っているわ)
振られてしまった時の励まし方はそれぞれ。
逆に『あなたみたいないい女がいなくなって困るのは相手の方よ!』と相手が残念がっている、またすぐに後悔するだろうというのも励ましの一つ!
3、〇〇できなくて残念だ。は英語で何?
飲み会に誘われたのに行けなかった・・・なんて事はよくある事。
行けなかった人が『行けなくて残念』という時や、逆に参加した人が『来れなくて残念だったね!』と言いたい時はどんな表現をしたらいいのでしょう。
make itは『〜できなかった』と言う意味で、飲み会に参加できなかった事を表しています。
soを付ける事で、『とても残念に思っている』と言う強い気持ちを表すことができ、この文は『昨日の飲み会行けなくて残念だったよ』となります。
この場合は、行けると思っていたのに用事や急用、仕事で行けなかった時に使うフレーズです。
『That’s too bad!』は『飲み会に参加できない』と相手に言われた時などに『えー!残念だな。』と言いたい時に使います。
同じように『That’s a pity.』も残念と言う気持ちを伝えることができます。
That was a bummer〜で『〜ができなくて残念』という表現になります。
4、がっかりと言えば『Disappointed』どう使う?
がっかりは英語で何?と聞かれたら『dissapointed』が最初に出てくる人も多いと思いますが、『dissapointed』は『残念ね』と相手に言いたい時にはあまり使われず、落ち込んでいる気持ちを表す時などに使う表現です。
(試験に落ちて落ち込んでいる。)
I’m so disappointed that 〜で落ち込んでいる理由を説明します。
(良い彼女だと思っていたのに、残念ね。)
disappointed in〜で『誰々に対して残念に思っている』となります。
(昨日行ったレストランは期待外れだった。)
disappointed with〜も残念だった時に使う表現ですが、話している相手が共感できる時に使われる表現です。
(あなたにはがっかりしました。)
disappointed by〜はその人がした行動に対してがっかりしたと言いたい時に使います。
あまり言われたくないセリフですよね。
5、上級者に聞こえるUnfortunately を使いこなそう!
Unfortunately には不幸・不運なという意味がありますが、『残念ですが、〇〇です。』と言いたい時によく使われ、ビジネス英語や電話対応の時など使うことが多い単語です。
(残念ですが、電話番号を間違えています。)
電話対応でよく使われるフレーズの一つです。
少しかしこまった言い方になるので、自分の携帯電話への間違い電話なら『I’m sorry』を使う方が自然です。
(残念ですが、この椅子は売り物ではありません。)
接客業ではよく使うフレーズです。
売り切れの時やお客様の希望に答えられない時に『すみません』と言いたい時に使います。
Unfortunatelyと同じニュアンスでI’m afraid 〜を使うこともできます。
(それは残念ですね。)
『That’s a pity. 』や『That’s too bad.』の丁寧な言い方です。
(仕事が取れずに残念でした。)
こちらも丁寧な言い方です。
ラフに言いたい時は『It was unlucky that…』や『It was pity that …』を使いましょう。
6、恥じゃない!?正しいShameの使い方
恥という意味のあるShameですが、残念という時にも使うことができる言葉です。
決して『恥ずかしくて残念』という意味ではなく、『That’s too bad!』と同じように『残念です』と言いたい時に使いますが、文法次第では『恥』という意味にもなってしまうので気をつけましょう。
(風邪を引いたのでパーティーには行けませんでした。)
B)That’s a shame!/What a shame!
(残念だったね。)
またIt’s a shame that the restaurant wasn’t good.(良いレストランじゃなくて残念だったね。)という風に使うことができます。
Shameを使ったフレーズでは『Shame on you.』が有名ですが、これは『恥を知れ!』になり、『残念』という意味にはならないので気をつけましょう。
また残念に思うと言いたい時に『I feel shame〜』を使うと、『私はそのことを恥に思う』になってしまうので、注意してください。
例えば・・・
②That’s a shame that you couldn’t pass the exam.
この2つの文はどちらも『残念です』と言っているように見えますが、①の『I feel shame〜』は『恥に思う』という意味合いなので、『あなたが試験に落ちたことを恥に思う。』になります。
②の『That’s a shame〜』は『残念に思う』という意味なので、『試験に落ちて残念だったね』になります。
Shameを使って『残念』と言いたい時には、『That’s a shame』『 What a shame 』
を使いましょう。
まとめ
残念を表す言葉は沢山あるので、使い方が難しく感じてしまうと思いますが、『残念ね』という前に何を残念に思っているのかを考えてから英文を作ると、ニュアンス通りの文が作れます。
洋画や海外ドラマを見ている時など『残念』の表現の仕方を少し意識してみると勉強になりますよ!