英語のリスニング力が驚くほど開花する! 超簡単な勉強法
効率よく英語の勉強を進めるために大切なこと
あなたがもし「リスニングが苦手…」と感じているなら、ぜひこのページを最後まで読んで、ここに書かれている勉強方法を一度試してみてください。きっと何か解決策が見えてくるはずです。
まず大前提として、効率よく英語学習を進めるために大切なこと、それは「分析」。
何が原因なのか、どうして苦手なのか、どうしてできないのか。
もしも苦手に直面したときは、これらをじっくり考えてみてください。
そこに必ずヒントが隠されています。
自分の苦手をわかっていないと、効果的な方法は見つけられませんからね。
英語の勉強方法はひとそれぞれ。たくさんのひとが勧めている方法でもあなたにぴったりかどうかは実際にやってみなければわかりません。
英語の勉強は自分のレベルに合ったもの、生活スタイルに合わせて継続できるものを選ぶことが大切です。
ですから、自分なりのやり方を見つけるために、ぜひいろいろ試してください。
そして何を上達させたいのか、どんなふうになりたいのか、そして何を苦手に感じているのか。あなたの「今の状態」をしっかりと分析してみましょう。
リスニングが苦手な理由を探ろう
リスニングができない原因はひとによってさまざまでが、大きく分けて二つ考えられます。
ひとつめは「単語の意味を知らないこと」。
相手の言ったことを音としてしっかり拾えているのに、その意味を知らないがゆえに意味を理解できない、というパターンです。
これは知識量を増やすことで解決できます。
また、完璧に意味を理解しようとするのではなく、聞き取れた部分から「だいたいこういうことを言っているんだろうな」と予想して会話を進めていく、全体をざっくりと把握する力も必要です。
語彙力、文法力をブラッシュアップしながらリスニング練習、発音練習を進めることで、総合的な英語力の底上げができます。
英語は何かが特出しているより、まんべんなくお力を高める方が上達が早いです。
つまり、ものすごく苦手な分野があるといずれはそれが足を引っ張ってしまうということ。
ぜひ、バランスよく、総合的な英語力を身につけられるよう、少しずついろんなトレーニングを組み合わせて英語学習を続けてくださいね。
もうひとつは「思っている音と実際の音に違いがあること」。
例えば apple を「アップル」だと思っていると「エァポゥ」と聞いたとき、とっさには聞き取ることができません。
これは単語だけでなく文でもよく起こります。
How was it?(どうだった?)は「ハウ ワズ イット」とは発音されず「ハワズィ」のように音をつなげて発音されます。
リエゾン(リンキング)で単語の最後の音と次の単語の頭の音がつながって聞こえるので、慣れていないとかなりリスニングに苦労します。
とくに英語学習用の教材音声ではなく、ネイティブの普段通りの会話のしかただと、個人のクセや地域による訛りもあって、かなり苦戦するはずです。
TOEICでかなりの高得点をもつひとでも映画は字幕なしで楽しめない、というのはこれが原因です。
発音矯正をすることでリスニングが得意になる!
もし「知っている単語なのに聞き取れない」ということがたくさんあるなら、発音矯正をしてみましょう。
詳しく書いてある記事があるので、ぜひそちらも参考しにしてくださいね。
英語の母音、子音は日本語と比べて数が多く、日本語にない音がたくさんあります。
これをしっかりと認識できるようになれば、リスニングでキャッチできる音の幅が格段に広がります。
まずは母音の種類を確認し、それぞれの違いがわかるようになるまで繰り返し音を聞て、発音を練習してください。
このとき、口の形や舌の位置を忘れずに確認しましょう。
英語の母音はざっくりと3種類に分けられます。
「前舌母音」「後舌母音」「中舌母音」です。
舌の位置によって、例えば同じ「ア」に該当する音でも雰囲気が違っています。
これが英語の音を正しく聞き取り、発音できるようになるためのカギなんです。
また、アクセント(ストレス)の位置、音節の数、センテンスのリズムにも注目してください。
英語はとてもリズミカルに話させる言語です。
どちらかと言うと一本調子で平坦な話し方をする日本語とは言葉のリズムが大きく違っています。
英語のリズムを意識して発音の練習をすることで、リスニングの際にも自然に英語のリズムが耳に入ってくるようになります。
ディクテーションで苦手を克服しよう
単語は聞き取れる、英語学習教材も聞き取れる。でもネイティブの話す英語が聞き取れない。
もしこれが悩みの種なら、ぴったりの解決方法があります。
それは「ディクテーション」。
英語の音声を聞きながら、聞こえた通りに書き出していく方法です。
紙に書いても、パソコン画面にタイプしてもOKです。
ますは短いセンテンスを使ってみましょう。
できればネイティブが普段通りの話し方で話しているものがいいです。
Why do you have to leave so soon? や When I was a kid, I wanted to be a singer.
これくらいの長さのものを正しく書き取れるようになったら、次はもう少し長めの文に挑戦してみましょう。
また、書き出しながら意味を理解できるように頭の中でイメージしてください。
そうすることで、英語を日本語に訳さず英語のまま理解する力を同時に鍛えることができます。
そして比較的長い文章でも正しくディクテーションができるようになったら、英語圏のドラマや好きな映画のワンシーンを使ってディクテーションをしてみてください。
とくに日常会話表現がたくさん出てくる友達同士の会話のシーン、職場でやり取りをするシーンなど、ご自身の生活に置き換えて使えそうな場面を選ぶといいですね。
「できない」はチャンス! 分析こそがレベルアップのヒントになる
英語を母国語として話すネイティブスピーカーよりも、私たちのように英語を第二言語として話す英語話者の方が圧倒的に数が多いです。
ですから、インターネット上にはさまざまな英語学習教材があります。
時事ニュースを取り扱っているものや英語学習用にショートストーリーを掲載しているものなどたくさんの種類があるので、ぜひ興味のある分野の記事や動画を見つけてディクテーションをしてみてくださいね。
そういった教材のいいところは、英語の字幕が出たり、スクリプトが用意されているところです。
それらを確認して聞き取れなかった部分、正しく拾えなかった部分を見ていきましょう。
そしてここでもしっかりと分析してください。
重要なのは「できなかった」のではなく「なぜできなかったのか」。
そうすることで、フォーカスすべきポイントが見えてきます。
音がつながってリエゾンやリダクションが起こっているから聞き取れなかったのか、知らない単語だから聞き取れなかったのか。
もしくは、知っている単語なのに思っていた音と違っていたから聞き取れなかったのか。
苦手部分をあぶり出し、聞き取れなかった音を見つけ出すこと。これがディクテーションの目的です。
原因がわかったら、発音記号を調べてみましょう。
それから、何度も動画や音声を再生しながら真似をして発音してみてください。
その後、最初から再度音声を聞いてみましょう。
そうすると今まで聞こえなかった部分がはっきりと聞き取れるようになっているはずです。
この繰り返しで、聞き取れる音が増えて、リスニングが今よりもラクにできるようになります。
イヤホンやヘッドホンを使って音の細部を確認しよう
リスニングはやはり「英語をたくさん聞くこと」によって耳を慣らすことも重要です。
英語を身構えずに自然に聞くことが身に付けば、自信を持ってリスニングができるようになりますし、その自信は英会話をする場面でもあなたを支えてくれるはずです。
また、雑音が多くがやがやしている場所は、やはりリスニング練習に不向きです。
そういった場合にはイヤホンやヘッドホンを使ってリスニングをしてください。
できれば、密閉式の音がクリアに聞こえるものがおすすめです。
密閉式のイヤホン、ヘッドホンを使うことで、これまで聞き逃していた英語の音の細部がくっきりと聞こえてきますよ。
英語の発音には「はっきりしない音」がたくさんあります。
息が上下の歯の間から出てくるときの摩擦音、唇を閉じた状態から息で開く破裂音など、英語のかすかなを聞き取るために、イヤホン、ヘッドホンは心強い味方になってくれますよ。
しっかり聞いて分析する、苦手を見つけて練習する。
この繰り返しで、リスニングに自信をつけてくださいね!